「我が名はオジマンディアス、王の中の王。汝ら強き諸侯よ、我が偉業を見よ。そして絶望せよ!」
パーシー・ビッシュ・シェリーによる代表的な詩。
ロマン主義の旗手である彼は、理性主義に対抗し、自然や、人間の感情、そして情熱、自由の力を強く賞賛し、表現した。
オジマンディアスの着想は、エジプトで倒壊して放置されていた、ラムセス2世葬祭殿に会った巨像だったという。
誇っていた権力の傲慢さを倒れた虚像の表情として描き出し、尊大な内容の碑文は砂に埋もれ時代に消えていく様子を活写する。
政治権力に批判的で、芸術には永続的な力があると強調する、ロマン主義としての決定的な警句だと言えるだろう。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365