1942年6月、この海戦で太平洋戦争は大きな転換期を迎えた。
日本軍は10隻の空母のうち4隻(赤城、加賀、蒼龍、飛龍)を失い、海洋上の支配権を失った。
アメリカも空母「ヨークタウン」が沈没した。
鎖国から工業大国にまでなっていた日本は、帝国主義列強に対抗すべくアジアの権益を確保しようとしたが、いずれアメリカとぶつかる運命にあった。
真珠湾攻撃で幕開けした太平洋戦争は日本にとって、1945年に向けてさらに悲惨な総力戦の様相を呈することになっていく。
太平洋戦争当初、連合艦隊司令長官山本五十六大将は「日本は開戦から半年、もって1年は優勢を維持できるが、それ以降はアメリカの国力が日本を圧倒する」と述べていた。
短期決戦・早期講和をもとにした作戦での遂行を目指していたが、当ミッドウェー海戦での大敗の末、彼は発言力を失う。
それにより、軍令部・大本営は長期戦を主軸とした戦略への転換することになった。
ミッドウェー環礁は1859年にアメリカ人によって発見され、大戦中には軍事基地として利用された。
現在はアメリカの国立野生生物保護区になっている。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないかという実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったことを初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、ほんの少しだけ書くことを1年間続けています。最低限「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいいんじゃないか、と。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365