じゃあ
「耳栓」は「イヤープラグ」?
アイマスクは「目隠し」?
プラグは合ってると思えるけど、「目隠しして寝てる」わけじゃないですからね…。
と思ったら、「eye mask」は、和製英語だそうです。
英語圏で通じるには「Sleep mask」と呼んだ方がいい。
アイマスクを買ったんです。
多くの人と同じく、私も「真っ暗の方が寝やすい派」ではあるものの、それは「眠さ」との相関関係であって、めちゃくちゃに疲れてたりめちゃくちゃに眠いのならば誰だって、家具の隙間に挟まれたって牛の足元でだって寝れますよ(後者は経験はない)。
でも、アイマスクも今はいろいろ発展してるはず。
特に「耳にかけなくていい」っていうのは大きな違いですよね。耳にゴムなんかかけて寝れるか!!ってずっと思ってました。濡れマスク、も何度か試してみましたが、いつも「外してから」寝入ってるのを「つけたまま寝てた」と自分で記憶を捻じ曲げてるところがありましたから。
「ちっさいブラジャー」っていう感じで、ぽこっとふくらんでる。ということは裏側は
ぽこっと凹んでるんです。私、別に目ん玉飛び出てるわけではないんですけど、やっぱりマブタにピタッと接触してるのとそうでないのとでは、なんとなく寝入りっぱなの余裕が違いますよね。
そして耳栓です。
セットで、アイマスクに付属してました。
いやお前、「耳になんか入れて寝れるか!!」ではないんかぃな、って言われそうですがw、ちゃんと耳栓なんかしたの、生まれて初めてかもしれない。ギュッと縮めて、耳の中で膨らんで栓をする、っていうやつ。
思えば「不思議な耳栓 イヤーウィスパー」というCMを初めて見たのはいつだったろう、今では、大音量のコンサートなんかも、耳栓つけておいた方が良い、と言われますよね。特に子供は。
「ライブ用」として売ってる。
で、たまたま「音響外傷」という病気(症状)があると聞き及び、自身の経験と注意喚起に、と記事を書いてらっしゃる方がおられたのでリンクを貼っておきます。
バンギャが音響外傷になった話
https://nak-rei.hatenadiary.jp/entry/2018/10/20/180000
音響外傷怖い。
普通に生活(著者は、そりゃそうなるだろう…という感じのライブハウス通いだったわけだけど)してればあまりなる機会はないし悪化する前に医療機関、耳鼻科へ行っておけばよい、という感じもするのだけれど、ライブハウスに行くという時にはとりあえず、軽いし小さいし、耳栓は持っておいた方が良いような気がします。
「耳栓をするという選択肢」が無いのはキツい、というか、あった方が良い。別に問題ないなら外せばいいんだし。特に子供は。
で、装着してみるとまぁ驚き。
縮めてたスポンジが耳の中でミリ、ミチ、ミチ…と大きくなっていく。
ああ、意外と遮音されるんだなぁ…なんて思っていたらとんでもない。
ほぼ、何も聞こえない。
もちろん、「自分の音」は聞こえますよ。口の中の音とか骨を鳴らしたりハナをすすったり唾を飲み込んだ音は聞こえてるんですよ。聞こえてるというか伝わってきてる。だから安心してたんですけど、寝ころんでしばらくしてアイマスクを弛めようといったん外して、面テープ(マジックテープのこと)を調節しようとしたら…。
あの「ビチビチビチ」っていう、特有のあの音が、いっさい聞こえないのです!!もちろん、寝てる状態でやってますから目の前、ですよ。顔の真上10cmでやってるのに、聞こえない。これはすごい。
おかげで、ものすごくよく眠れました。
いや、しかしまてよ…。
「いつ起きたって構わない、まさか24時間寝てしまうこともあるまいに」という余裕なスケジュールのもと、私は寝て、起きました。
これって、じゃあどうやって予定時刻に起きるんだろう…。
目覚まし時計、iPhoneのアラーム、絶対に聴こえない自信があります。だって顔から10cmの音が一切聞こえないんですよ?体が揺り動かされない限り、起きれない。
勝手に起きても構わないというレベルの時間、寝れた後ならまだしも、「予定があるのでちょっとしか眠れないけど強制的に起きなければならない」場合には、絶対怖いです。怖くてプレッシャーで逆に寝れなくなる。
誰かに起こしてもらえるならいいですけどそれだって、「なんでちゃんと起こしてくれなかったんだぁ!!」ってガキじゃあるまいし他人に怒ることになるのはスジ違いですから、やはりなんとかしたい。
バイブ機能?
いやいや、スマホ程度のバイブ機能なら、もう、ノドにスマホを貼っておく、くらいはしないと起きれないしそもそもそれでは寝れない。
足を紐で引っ張って時間になったら自動的にそれが天井に上がっていって体が吊るされる。寝れないってば。
…じゃあ新幹線とか絶対使われへんやん、と思いました。
アイマスクは有用だけど、移動中にこのレベルの耳栓は危険だな…と。
もちろん「もう、俺は寝るのだ!」っていう感じで「邪魔するな!!!」的な寝方で寝れるなら、こんなすごいものはない。
そう考えると、「あれ。じゃあ、聴覚障害の人ってどうやって起きてるんだろう?」と、思い至りました。
全く聴こえない人にとっては、毎日がそうじゃないか…と。
「聴こえないから遅刻世界線やむなし」はさすがに通用しないだろうし、そういう道具が、何かあるのか、と。
Amazonに売ってました。
こういうの、あるんですねえ。
シェイクン・ウェイク、なんて粋な名前がついている。
腕時計をしたままって実はけっこう寝れるので、これは有効ですね。
こういう、かっちょいいのもある。
腕時計なんかできるか!という人には、こういうのもありました。
枕の下に入れて、強力に振動するんですね。目覚まし時計と連動してる。これは良さそう。
いや、だけど寝相悪くて枕はずしてしまうタイプの人には無効だな…w
睡眠については、すでに色んな(苦労に基づいた)工夫があるのだな、と感じました。
こうなってくると「俺は耳栓をしている。起きられるだろうか」という新たなプレッシャーで睡眠時間が短くなってしまいそうな気もするし、「耳栓をすることがトリガー」になって、もう入れるだけで牛の足元でもどこでも気にせず寝れて感覚的にも普通になる、という境地になれそうな気も、してきます。
慣れたら、周りの音も意外に感じ取れるようになるのかもしれない。
振動がなくても「かそけきアラームが鳴っているような気がして目を開けたら予定時間おはよう」みたいな。
一度、試してみてください、予定の何もない日に、耳栓。