This Week雑感

電子書籍のアイドルはゴールドフィンガーが立派なアイアンマン

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ゴールドなフィンガー

人気アニメ「パリピ孔明」の最終回で、渋谷109前と思しき公道でトレーラーが開き、ゲリラライブが行われるシーンがあった。都や警察にどういう許可を得ればあの規模の通行止めがあの場所でできるかわからないが、「いいね」もリツイートもなかった1999年の夏、渋谷で郷ひろみのゲリラライブに出くわした。無許可で行われた「GOLDFINGER’99」のプロモーションだったようで、関係者が書類送検されている。「Livin’ la Vida Loca」のカバーだが、原曲を歌ったリッキー・マーティンは造形芸術家のジュワン・ヨセフと同性婚し、代理母出産で4人の子供がいるという。

 

アイドルなコンセプト

「アイドル」を定義するとしたら「自分でグループ名を決められないこと」が挙げられる。もちろん例外はあるだろうが、自分らでコンセプト・作詞作曲・宣伝周知・ライブブッキングなどの全てをやっているいわばバンド活動のようなことをしないから「アイドル」だと言えるかも知れない。だからこそ運営会社やプロデューサーの意向や嗜好、勝手な市場予測・モテなかったおっさんの肥大した自我などがたまに垣間見えて、カスタマーサティスファクションを無視した「単なるおっさんの自己満足」グループが大量にいる。アイドル本人らには、コンセプト(概念)作りに関わっていないがゆえに、おっさんらのそれについていけていない様子の人らも大量にいて、それこそが「早期卒業・解散・引退」の原因なのだろうなと推察される。いわば「座学をいっさいやらずに急に路上に出される」のだ。アイドル志望者はそれだけ「足元を見られて現金収入を得る鵜として使い捨てされる」立場にあり、凡百のプロデューサーにはその程度の才能と意欲しかないのが現状のようだ。

 

電子な書籍

「電子vs紙」という構図で、書籍はいずれ紙ではなくなり電子化に完全移行するというような議論が幾度となく繰り返されている。実際には電子書籍の売り上げは伸び町の小さな書店は姿を消しているが、紙の本が無くなっているわけでもない。電子書籍の場合、売る方は在庫がなくて良い(だから書店が潰れる)が、買う方は古本として出すこともできず、それを読む端末が壊れたら1文字も読めない。紙の場合、売る方は著者や版元だけでなく印刷所や運搬業者にまで仕事が行き渡るが、買う方はそれを所蔵する場所の管理に維持費が必要になる。コレクション癖でもない限り、2度と開きすらしない本を死ぬまで並べておくコストというのは多大なものだ。増える本棚が持つ底面積で、それを置いている部屋全体の賃貸料から「本だけの家賃」を算出することができる。電子も紙も、欲しいのは「内容」ではなかったか。さらに言えば「内容」ではなく「内容がもたらす自己変革」ではなかったのか。

 

立派ないちもつ

「ご立派」というたった三文字に、男性器を想起させるコンテクストが潜んでいる。艶笑落語に分類される「蛙茶番」の後半にも、舞台で下半身を出している男に対して揶揄する野次「大道具!」「日本一!」が飛ぶ。奇しくもこれらも三文字だ。映画『もしも昨日が選べたら(原題は「CLICK」)』には、主人公が誕生する瞬間、男性器が小さくて両親も産科の医師も女の子と間違うという描写が出てくる。これらが冗談として通用するという「常識」は、おそらくかなり昔からあったのだろうと思われる。そしてこれが、社会的信用を賭けた訴訟や殺人事件に発展していかないであろうことを思うと、男性器の大小への揶揄は、今後もずっと後回しにされがちな、男性女性ともが差別者になる可能性を秘めたジャンルなのかなと感じる。

 

アイアンなマン

アヴェンジャーズシリーズは基本的に、アイアンマンの世界観を基本に出来ている。トニー・スタークの会社があって、その技術力と資金力を元手に、地球の平和が保たれている。そこには米軍との強い連携が必ずあるはずだが、露骨に米軍との関係性は描かれない。アメリカのヒーロー映画には、「米軍ってすごい」が裏テーマとして隠れている。アメリカ人が求める「ヒーロー像」と深く関わっていると思われる。自分ら(そして世界)を救ってきたのはヒーローであり、そのヒーローとは常に最強国家・アメリカでありアメリカ軍である、と。というのも、アヴェンジャーズに出てくるヒーローたちの「見栄の切り方」と、戦争映画などに出てくる兵器や軍人のそれが、同じだからそう思うのだ。アメリカ人にとってまず「世界」とはアメリカのことであり、アメリカがなんとかするからこそ世界の秩序は保たれており、アメリカに逆らうことは世界秩序を乱すエイリアンである、と。東西冷戦以前から続くこの独善的なご都合主義は壊れ、アイアンマンも死んだ。かえすがえすも、なぜトニーはウルトロン計画を修正して全国に汎用アイアンスーツを常備しておかなかったのか、が悔やまれる。

 

 

 

 

 







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