今回のタイトル「女子にこそあれ次郎法師」は、おとわが剃髪し、龍潭寺に入ることになり、その法名を「次郎法師」とされたことから来ています。
でもその語呂から言えば「おなごにこそあれじろうほし」と読みたいところ。
この「次郎」というのは、代々井伊家を継ぐものの前名として使われてきた名前だそうで、この「次郎」という男名を冠したことが「直虎って実はおっさんだったんじゃないの?論争」の根拠になっているわけですね。
今回も、とにかく南渓和尚がキーポントに。
※公式ページより
南渓和尚役・小林薫さんインタビュー
http://www.nhk.or.jp/naotora/special/interview07/
この南渓和尚が住持である龍潭寺(りょうたんじ)は、あの傑山(市原隼人)らの風貌を見てもわかるように、武術をもって戦力とする、武装集団でもあったんですね。
それが、井伊の土地の治安や、対外的な威圧に関与している。
というのもこの南渓和尚(南渓瑞聞)は、ご隠居・井伊直平(前田吟)の子供です。
いくら偉いお寺の住職だからって井伊家のことに口出しすぎだろ、と思うかもしれませんが、実は井伊家の真っ当な関係者でもある。
今、この「おんな城主 直虎」では、亀之丞(三浦春馬)はどこに行ったかわからないということになっていますが本当は、この南渓和尚のツテで、信濃のお寺にいます。
その意味では南渓は「けっこういろいろ知ってるのにとぼけて知らないふりをしてくれている」という不思議な人物、なんですね。
禅寺なので、労働(畑仕事)は悟道と一如である、というようなセリフもあったりしましたが、南渓は酒飲んでるじゃねえか。
いや、「般若湯」でした…。
子役回は終わり…
次回、おとわや鶴丸、亀之丞は急激に成長し、柴崎コウ・高橋一生・三浦春馬となっての活躍が始まります。
亀之丞とおとわは結ばれません。
多分結ばれていたら、あの徳川四天王・井伊直政は存在していないでしょう。
いや、ひょっとしたらそれ以上のものすごい人物が生まれ、戦国時代はもっと長引いていたのかも。
というか柴崎コウさんは第5回「亀之丞帰る」では、何歳の役なんですか?
※NHKの公式ページ
http://www.nhk.or.jp/naotora/