#おんな城主直虎 第37回「#武田が来たりて火を放つ」本日放送!
BSプレミアム午後6時、総合テレビ午後8時
還俗した直虎(#柴咲コウ)は龍雲丸(#柳楽優弥)と生きていく道を選んだ。しかし、ついに武田の大軍が遠江へ…!?https://t.co/rMYy202e0j— NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 (@nhk_naotora) September 17, 2017
これだ。
これを?経たか(たぶん経てない)?
武田が強くて、とにかく脅威だった戦国時代。でも武田って、天下は狙ってたとしても織田みたいにどんどん都寄りに拠点を移して、いわば「政府」として機動的な機能をもって支配を…みたいなことは考えてなかったっぽいですよね。
どうしても「いちいち甲斐へ帰る」という常識にとらわれていた。というか信長だけがたぶん、異常な感覚の持ち主だったんでしょう。上杉も北条も、領土は拡大したいけれどもまさか、郷土をいったん捨てて政権を獲る、なんて考えてもみなかったんだと思います。信玄の寿命があと5年あったらどうなってたかはわからないけれど、それは信長もそうだし。信長はハッキリ謀反で殺されたことがわかってますけど、武田信玄だってほんとの死因はわからない。それを言い出したら源頼朝だって…。
還俗して「おとわ」に戻ったおとわ。
それにしても柴崎コウさん、今までオカッパか法体(ほったい)だったので、急激に美人度が極まっておりますw
でもまた初期の(今年1〜2月くらいの)、「地方の農村のすったもんだ回」みたいになっていくのか…という恐怖がありましたが、折りしもこの日は台風18号が西日本に上陸。昔の井伊谷も台風なんか来たら土砂災害とか凄かっただろうなあ、とのんきに考えてしまいました。被害を受けられた方面の方々、大変でしたね…。
あやめ殿(光浦靖子)に瀬戸法久は求愛。そんな設定、もう、おもしろがってるとしか…w
光浦さんと言えば刺繍の名手。でもこれは、つかの間の平和、ということの表現なのかもしれません。カシラ(龍雲丸・柳楽優弥)にいつのまにかタメグチきかれてるし。
「井伊を出て大商都・堺行こう」という選択肢を提示され戸惑うおとわ。というかまたぞろ「振り回される少女漫画のヒロイン」色が出てきてるような。
堺はこのころから、織田信長(市川海老蔵)の完全に支配下になるんですね。そして信長は、武田と同盟を結んでいるけれどどうやらいっぱい食わされた。徳川家康(阿部サダヲ)は信長と同盟関係にあるわけですから、武田が東海地区へ侵攻していくには、やはり「織田の動向の描写」がないと、意味がよくわからないような気がするのですがどうでしょう。
いや、でも確かに井伊の主観からすれば、「織田家」などはどうでもいいですよねw
武田に追い詰められ、織田を切り捨て、武田と和睦を結ぶ決断をする家康。直後に織田からの援軍が到着し、ものすごい速さで吐いたツバを飲む家康(阿部サダヲ)。なんだか「ほんとは戦うのヤなんだけど」キャラを維持してますね。
そしてこのポーズ、出ましたね。
※『徳川家康三方ヶ原戦役画像』(徳川美術館所蔵)
このものすごい敗退を忘れないように、すぐに「この情けない姿を残す」と絵師に描かせて、以後の戒めにしたという。
そうか…これが三方ヶ原の戦いなんですね…。ということは1573年。まだ、ドラマでは1569年だと思ってましたが、時間は進んでいるのでした。ということはもうすでに、比叡山の焼き討ちも終わってるですね。終わってる、という言い方はアレですけども。
高瀬(高橋ひかる)による暗殺もかわした近藤康用(橋本じゅん)は、なんだかんだで、72歳まで生きたそうです。台風18号の情報として続々と四国地方の避難勧告テロップが流れる中、直虎たちはなんとか難を逃れたのでした。
今回の「直虎紀行」は、ここでしたね。
浜松八幡宮