自論構築過程

負の伝言ゲームは、自分でストップさせろ

投稿日:2017年1月28日 更新日:

いや〜なことってあるでしょう。
いいことも、生きてると、ある。

いいことばっかり起こる!と言ってる人もFacebookにはいますけど、現実にはいません。
あいつらは嘘つき。

いいことが起こるというのは「嫌なことが起こってない」のではなく「嫌だと感じていない」も含まれるので、いいこととは「イイコト」という、絶対的客体として存在してるのではなく「そう感じている」という事実があるだけってことかもしれませんよね。

 

ややこしい言い方はやめましょう。

「あの人、こんな感じの人らしいよ」という話を、聞く(聞かされる)ことがあります。

いわゆる噂話。
伝聞。
「気持ち」の伝言ゲーム。

例えばAという人がいて、Bさんと仲が良かった。

Aさんが何やら変な感じになってきた…とBさんは感じた。傍証もある。
簡単に言えば、AさんがBさんの悪口を、陰で言っているらしい。

それをBさんは良く思っておらず、「もう、あんまり付き合うのよそう…」と距離をおこうとしている。

それをBさんが、Cさんに話した。
Cさんは「Aさんって、そういう感じなんだ…」と引いてる。
「表の顔と、違うんだねえ…」と引いてる。

で、「引いてるんですよ〜」と、Dさんに伝える。

ABCD

 

この「Dさん」が、私です。

これくらい、伝言ゲームは続いていく。よくありますよね。
事実はどこにあるのか、を、私からは、確かめようがありません。
たまたまこの場合、Dさんたる私は、ABC全員に、今すぐ電話して何かを確かめることができる立場にいます。しませんよ。
しませんけど、伝言ゲームは最終のDさん(私です)に伝わる時、「Cさんの気持ち」「Dさんの気持ち」がたっぷり塗られた感情のトーストとなって、ねじ込まれてくるわけです。

どうして、私が「最終のDさん」になるかというと。

私は、「Eさん」に、これを言ったりしないからです。

聞く時、私は「ふ〜ん」と聞きます。
内容は、信じません。
事実としてインプットしないんです。

伝言ゲームだからです。
直近のCさんが、「私に起こったこと」として言っているのではなく、Bさんが発した感情に反応して、感化されて、感情を発したものが言葉になっているだけだからです。

事実とは、かけ離れている可能性があります。
たとえ、その内容が事実とぴったり重なっていたのだとしても、感情を2つも経由して(しかも怒りの感情)伝わった内容を、私は記憶したくないと思います。

そして大切なのは、

Bさんが発した感情

Cさんが発した感情

この段階だけで、怒りの感情が、2倍になっている。
Bさんが黙っていれば、Cさんには怒りの感情は起こらなかったのに。

CさんがDさん(私です)に伝えなければ、怒りの感情は、もう増えなかったのに。

幸いにも、Dさん(私です)は誰にも言わないので、もうこの件について、怒りの感情はこの世には増えません。

誰かから怒りや悔しさなど、負の感情が伝言ゲームで伝わってきたら、「自分で止めよう!」と決めましょう。

自分に向かって、人を介するたびに増殖してきた負の感情を、自分でストップさせるのです。
そうすれば、この世にもう、そのコトに関しての、負の感情は増えません。

「そんなことをしたら自分の中にだけ溜め込んで、ストレスになる」

という人もいるでしょう。

 

なに言ってんの?
誰が決めたんだよそんなシステム。

「負の感情を他人から伝えられたら、他人に伝えるまではストレスとして体調や精神がおかしくなる」なんて、いつから決まってるんですか。

マイナス感情を娯楽として、他人に撒き散らしたいという「欲求」でしょう、それは。
いやらしく果てしない、「身勝手な欲望」でしょう、ただの。

人から運ばれてきたマイナス感情は、「記憶から消し去る」ことにこそ、努力の矛先を向けるべきです。

今回の場合、「でもその原因はAさんにあるんだから!」と、BさんもCさんも言うでしょう。

 

そんなの、関係ないんです。

事実は、Aさんが発生源かもしれない。
実害を含む迷惑が、まき散らされているのかもしれない。

でも、「負の感情」を生成したのは、Bさんの心です。Cさんの心です。

私(Dさん)は、それが生成しないように努めたので、「でもその原因はサ…!」なんて思いません。

明日になれば「なんだっけ…」と言うおぼろげな思いが残るだけです。
いずれ綺麗さっぱり無くなります。

記憶力が悪いだけかもしれませんが、この方が1億倍、楽です。

「クソッッ!あいつめッ!!!」とか言う感情は、小さな娯楽として、愚痴としてふわふわと存在しているように感じますから、口から口へ伝えても、その場の茶飲話になって楽しめるのかもしれません。

でも、自分の中にあれば「1」だったのに、一人に伝えれば「2」に、二人に伝えれば「3」に、どんどんこの世界に「クソッッ!」という思いが、増えていくことになる気がするのです。

こんなの、止めた方がいいでしょう。

 

ただ、「人に言わない」って決めるだけです。

偉くもないんともないんです、こんなの。

「だからと言ってストレスとして溜め込まれたりしない!」と決めるだけです。

それができないと言うのなら、「他人から回り回って嫌なことを聞かされる」のは自分のせいだ、と自覚するしかないでしょう。
ABCさんとなんか、付き合ってるからですよそれは。

 

さて、ここまで書くと、「おや、毎日、怒りや悲しみの感情を、盛大に、増殖させている装置が、家にがあるぞ!?」と、思い当たりませんか。

答えはすごく簡単なので、今回は書かないことにします。

 

 







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