「消化に良いもの」のイメージってあるでしょう?
風邪ひいたときとか、体調悪いとき、「消化に良いものを食べよう…」なんて思いますよね。
ええ、思います。
確か「ああエキセントリックボウイ」の2番の歌詞にも「あーうどんくらいしか食べる気がしな〜い〜」というのが出てきましたよね。
その続きは「えっ!今月まだ20日もあるの」でした。
さて、とあるサイトに(というかあらゆるサイトに)、「胃に優しい食べ物」として、まとめられているものを紹介しましょう。
・おかゆ
・やわらかく炊いた白米
・トースト耳なし
・蒸しパン
・やわらかく茹でたうどん
・にゅうめん
・じゃがいも
・麩
ウンウン、まず疑いなく、「おかゆ」ですよね。
卵入れたり梅干し入れたり、とにかく「おかゆ」です。
消化に良い食事の条件としては
・胃にとどまる時間が短い
・胃腸を荒らさない
・食物繊維が少ない
ことが挙げられています。
高熱で病床に伏している時に、温かいお粥とりんご汁、なんていうのも、記憶にありますし、その光景は映画やドラマでもよく見ます。
さて、それは、ほんとなんでしょうか??
消化が良い、と断言され、長年信じてきましたが、どうも変じゃないですか?
「何が変なんだ」と思いました?
ここで、申し訳ないですが、思い出したくないことを、思い出していただきますww
夜、終電近く。
駅のホームで、グエエエエエと吐瀉物を噴射しているサラリーマンを、見たことないですか。
あまり考えるの嫌なんですが、今回は特別です。1秒だけ。
まぁ、自分のでもいいですw
思い出してみてください。
たいてい、「飲み過ぎ」とか「食べ過ぎ」とか「体調がエゲツなく悪い」時に、リバースは起こります。
暴飲暴食でキャパシティを超えてしまい、不本意にも駅のホームでマーライオン化する。周りにも駅員さんにも迷惑をかける。
お店のお手洗いやホームならまだしも、電車内でそんなことになってしまっている人もいる。
あれを見てしまうと、こちらも「あくび」のように移ってしまって…いや、あまり考えたくないですけど。
あの内容物に「唐揚げ」とか「肉」とか「魚の身」とか「ウィンナー」とか、あまり残ってない、と思いませんか…?
吐いているモノはそのほとんどが「ご飯」「麺類」じゃないです?
シメに食べたお茶漬けとか、ラーメンとか。
チャーシューは消えて、麺だけ。
鶏肉は消えて、雑炊だけ。
それはなぜか。
胃には「胃滞留時間」というものがあるそうです。
胃に、どれくらいとどまっているか、という時間ですね。
肉や脂に比べて、明らかに、「お米」や「麺」の方が滞留時間は長いんです。
リバースしたら、それが残ってるんですから。
つまり、上に挙げたような
・おかゆ
・やわらかく炊いた白米
・トースト耳なし
・蒸しパン
・やわらかく茹でたうどん
・にゅうめん
・じゃがいも
・麩
は、
「消化に悪い」ということじゃないですか?
「出来上がりのイメージ」でしょう、お粥も蒸しパンも、柔らかで、水に溶けそうなのは。
食べやすいという意味では正解でしょう。
スルスルと、柔らかいし。
でも、胃の成分(胃酸)で溶けやすいかどうかは別です。
「消化にいい」なんていうのはデタラメなようです。
ちなみに、「うどん一杯」に含まれる、糖質は角砂糖14個ぶん。
「うどんやお粥は消化に悪い」なんて、聞いたことないですよね。
でも、駅のホームの吐瀉物を見ると(見たくない!)、そうとしか言いようがないので、証拠として覚えておくことにしたいと思います。
「美味しいから!」とか言うのとは、ぜんぜん次元の違う話だと思います。
あなたは「美味いもの」を食べて、太ってるんでしょ?