自論構築過程

男にはさしすせそ、女にもたちつてと

投稿日:2017年3月4日 更新日:

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マイナビウーマンに、

好きな人との会話で使えるテクニック!「さしすせその法則」&「たちつてとの法則」
https://woman.mynavi.jp/article/140124-90/

という記事が載ってました。
3年くらい前の記事ですね。
詳しくは本文を読んでいただくとして…

「さ……さすがですね」
「し……知らなかった」
「す……すごい」
「せ……センスがいいですね」
「そ……そうなんですか」

これ、男性のプライドを刺激して会話を弾ませるテクニックだそうです。
確かに、男性に自尊心や「男性の方が上」な立場をはっきりさせてやる文言を投げかけると喜ぶ、というのはよくわかりますね。

そして女性が、男性に対して「やっちゃいけない」のが「たちつてとの法則」だそうです。

「た……たいしたことないね」
「ち……ちがうんじゃない」
「つ……つまらない」
「て……適当でいいから」
「と……とんでもない」

これらは、男性の自尊心を傷つけるんだそうです。
どうですか。
心当たりありますでしょうか。

 

こんなものは、デタラメです。

いやいや、結構そうだよ?当たってるよ?と思ったでしょ?
ええ、そうなんです。当たってるんです。

ハァ?なに言ってんの?と思うでしょうが「男性が」っていう部分に絞っていることが、おかしいと申し上げているのです。

実際これは「女性にも当てはまる」し「男性にも適用できる」。

世の中には「男性に対して」「女性に対して」という煽り文句で書かれているものがたくさんありますね。

「男ってね…」と恋愛のベテランみたいな顔して妙齢の女性が語るのも「女ってやつぁよ…」とホスト崩れが訳知り顔で語るのも、全部「お前のまわりの男(女はな!!」っていうだけの、実は限定的なものなんですよね。

お前の周りだけだアホ、っていうやつです。

だいたい、男性が「全女性はな…」とか女性が「全男性はね…」なんて、生物学的なこと以外で、言えるわけがないでしょうが。

しかも、コミニュケーションや恋愛に関してならそこにかかる変数は天文学的なものになるわけで、別に悪いとまでは思いませんがこういう「さしすせそ」「たちつてと」のようにわかりやすくなっている場合には、あっ型にハメラれようとしているワ!という危機感を持つことが、とても大事になってきます。

もちろん、型は便利なので、学習しているとメリットはあります。

この「さしすせそ」だって「さすがですね!知らなかった!すごい!センスいい!そうなんですか!」を連発さえしてれば、ブタのように木に登る男性なんていくらでもいますから、効果はあるんです。

でも「ふ〜ん」と、あまり通用しない男性もいますからね。

逆に、同様の連発でおだてに簡単に乗る女性も、たくさんいるということです。

いや、その効果はもちろん存じ上げていますので、例えば「すごいですね!知らなかった!」的なホメ言葉をいただくと、言葉じたいが脳を刺激し「快」のスイッチが押されます。

でも、「うん、そういう風に言って快スイッチを押してくるのは…なぜだ…!?」という回路にすぐに接続されるので「ほう、これは、“会話を弾ませよう”という意図があるのだな」という風に考えます。

では「女性にも当てはまる」し「男性にも当てはまる」のに、どうして、「ああ、男性を喜ばすテクニックね?」と、ふつーに納得してしまうんでしょう。

それは、これを見る前にまたは読みながら、「そうであって欲しい」と言う願望が、すでに意識に、植わっているからです。

 

そう思いませんか。

男性とは、褒め、持ち上げ、おだてれば自尊心が輝くものである、と思いたい。

また女性は、褒め、細かなところに気づき、感情に同意してあげることが理解につながる。と思いたい。

これは「そう思いたい」であり同時に「そう扱われたい」という欲望の裏返しでもあります。

その人、個人ではなく「男性」「女性」と大くくりに理解していることが、実際の対人関係で「そんなことない」場合にブチ当たっての、あらゆる悩みの原因なのです。

人類を2つに分けて学習してたら、そりゃ出会う人出会う人、例外の嵐しょ?

「男は」「女は」みたいな2個でルール作ってたら、エラー出まくりなのは当たり前です。

性格や感情というのはそれぞれモザイク状に入り組んでいる上に時と場合によって変化します。それなのに「男性はこう」「女性というのはこう」と、思い込まされている。

面白い分類ではあるんですよ、なんでも2個に分けちゃうっていうのは。

でも「ライオンはこう」「ハイエナはこう」って決めつけて、本当にサバンナで安全かって言ったら安全なのかもしれないけど、人間はそうはいきませんわね。

そう囲い込んでおいた方が「あなたはこうだからこの商品が合う!」って、セールスかけやすいですからね、なんでも。そのためにあるんです。

いかに「こうでなきゃいけない」っていう現代病に我々はとらわれているか、という、これも好例だなぁと思ったのでした。

 

激しい現代病に苦しむわたしたち。

 

 







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