映画、観てます?
今や映画は、「なにを見るか」より「どこで見るか」の選択肢がやたら増えている。
映画を観る時間なんて、いくらでもある。
アホか俺はお前にみたいにヒマではないわタワケが、と言われるかもしれない。
いやいや、最新映画を観るには映画館へ行かねばならないから、映画館への往復+映画の時間(120分とか)が必要だ。
変な言い方だが、映画館への道程が片道が15分だとして15分 x 2+120=150分が、「いっぺんに」要る。
1本の映画を観るのに150分を1日の内に確保する。
大したことではないかも知れないがこれ、忙しい人(そしてめんどくさがり屋)にとってはなかなかの難事だ。
最新映画の場合は映画館でしか観られないんだからこれは当たり前だし、今のところ、全てをレジャーとして受け入れるしかない。
1回1,900円。
では、旧作は?
DVDを借りに行く?
これもレンタルショップへの片道が片道が15分だとして、15分 x 2+120=150分かかる。
家で観てると止められますし早送りもできますから、実際は少し変動します。
しかし最初の15分 x 2=30分はぜったいに必要。
しかも期限付き。
返しに行かないと超過料金が。
数年前まではそれしか選択肢、なかったわけだ。
やっぱり2時間の映画を観るのに「2時間いっぺんに確保」するのって、けっこう難しい。
屋久島へ行くなら3日は確保したい。
映画を観るなら120分は確保したい。
今や、この2つ↑は同じことではない。
でも、10分/日なら確保できる。
ひょっとすると、120分は確保できないけど、「10分 /日 x 6」なら確保できるかも知れない。
休憩や、寝る前や、家事をこなしながら。
これができるのが、「動画ストリーミング」と言うやつだ。
テレビは、別に要らない。
スマホ・タブレット・パソコンで観れる。
いや、テレビでも観れる。
ネットさえ繋がってれば。
このサービスの最大の特徴は「定額制」であること。
つまり何回でも、どこからでも、気の済むまで観れる。
例えばパソコンで観ていて、外出の時間になった。バスに乗る。スマホで、ヘッドフォンをして、さっきの続きが観れるわけだ。
いつだったか、大雪の日、わざとゆっくり帰ろうとしていつもは20分揺られるバスに3時間半乗っていたことがあった。
その時も、映画を観て快適に過ごせた。トイレには行きたかったが。
時間は、有限であります。
これから先の人生で、映画ってどれくらい観るんだろう、と考えてみて欲しい。
新作を次々に追いかけ、みんなの話題について行くのも重要なことだ。
「今を生きている」っていう感じがする。
過去の名作は、どうだろう。
「話題の新作」は映画オタクの監督が、「あの名作」を下敷きに作ってたりするし。
「君の名は。」は、同名の佐田啓二主演の作品が過去にあったりする。
「この世界の片隅に」の片渕須直監督は、『MEMORIES』の「大砲の街」も手がけてたりする…!
とか、言い出したらキリがないジャンルが映画だが、数珠繋ぎで作品がどんどん出てくる。
書籍や漫画と同じで、どちらにしても「全て観る」はたぶん、人間の寿命的に、個人の経済的に、間に合わない。
でも、「できるだけ多く」を「少しでも心がける」なら、「少しずつでも観ていく」しかないのだと思う。
それには「10分 /日 x 6」をやるしかない。
「5分/日 x 3」でもいいじゃないですか。
ちょっとずつ、細切れで見ていくしか、方法はない
それともまだ、「2時間が確保できないからなにも観れない」なんて言い続けるのか。
それはいったい、誰のせいなんだろう。
NETFLIX
けっきょく一番観てる。
オリジナルのクオリティが凄すぎる。
月額990円(ベーシックプラン)。
WOWOW
動画ストリーミング、とはちょっと違うけど、「WOWOWオンデマンド」のサービスでいろいろ見れる。
月額2,530円。
U-NEXT
31日間の無料お試し期間あり。
珍しく、「アダルト」がある。
「雑誌」「漫画」も多い。
31日間無料。
月額1,990円。
Amazon プライムビデオ
↓そう言えば「みんな知ってるぅ〜♫」っていうCM、やってた。
一ヶ月の無料お試し期間あり。
年に4,900円。
会員になると音楽も聴き放題。
荷物を届けるスピードがアップ。
どう考えても一番お得。
月額500円。
どれにしますか。
最近は各社、オリジナル番組にも力を入れて、囲い込み競争が盛んだ。これもそうだった。
こんなに動画サービスにいくつも入って、いつ観るんだろう。
我ながら。
一つでいい。
映画はカブっているモノも多い。
タイミングによっては、こちらで無料のものが、あちらでは有料だったり。
その辺は臨機応変にいきたい。
どちらにしても、「全部観るのは無理」なんだ。