過去に戻るのはダメか
過去に戻っても、たぶん良いことなどない。現在の記憶および物体を何か持って過去に戻れたとしたら、例えばギャンブルなどで大当たりを当然のように引くことができるだろう。だからなんだというのだ。それで変わった「その時点からの未来」で、自分が最後まで「前よりマシだ!」といつまで楽しく過ごせるかなど、わかったものではないのだ。不安は同じだ。むしろさらに「あのとき、過去になんか戻らなければ良かった…」と後悔することすら、必ずある。過去のことを考えるのは無駄である。無駄であると同時に、過去に対して、過去にはなかった意味を与えられるのは現在以降だと知るべきだ。と言ってる間に、今がもう過去になる。
ロリコンはだめか
頭の中に妄想が渦巻くだけなら、何の問題もない。いくら「頭の中で妄想してるなんて気持ち悪い!この異常者!」と罵られても構わない。それ(脳内のそれ)を知られることはもちろん社会的にデメリットでしかないが、その嗜好(思考)じたいは自由だからだ。…というようなことを書くと「それはロリコン擁護ではないか」と罵られるのでできれば書かない方が良いこともわかっている。だが「行動にさえ移さなければ」、なんの問題もない。問題は「行動に移すクズ」だ。異常性癖を持つ者はいる。その中に、抑えられないクズがいる。そんなクズらに与えるべきどんな刑罰も、失われた被害者の尊厳と未来の重さよりは軽い。「まず去勢」から話を始めたくなるくらいだ。
霊能力者はダメか
霊能力者たちが自称する限り、「霊能力」という謎のスキルは絶滅しない。霊が見えるとは何を指すのか、本人たちも明確に説明しない。できないのだ。死者の身体から離れた幽体とでも言うべきものが死後、窒素(78.08%)、酸素(20.95%)、アルゴン(0.93%)、二酸化炭素(0.03%)の空気中を可視化されない状態で漂っているというのだろうか。先祖が何十年も、先祖本人の人格を維持したまま、言葉を伝えようという意思を保持したまま、子孫の近辺を正確に探し出し、浮遊しているというのだろうか。霊能者本人たちの先祖もまた、個人の宗教観を完全に無視して転生したり成仏したりはせず、そこにいるのだろうか。新幹線に乗った場合、時速285km/h(のぞみ)で先祖も移動しているのだろうか。自分の感覚にデタラメでいい加減な知識をまぶして、考えの浅い人らを結果的に騙すようなことをしていることに良心の呵責がないのだとしたら、霊能者たち本人も、賢ぶってるだけで、相当頭の悪い連中である。
ニートはダメか
ニートとは本来、「Not in Education, Employment, or Training」の頭文字から出来た言葉だ。「N.E.E.T.」である。すなわち「学校に通わず」「働きもせず」「職業訓練も受けてない」状態を指す。これが可能なのは、それが出来る家があり、食べ物が供給される状況があり、それを支える人がいるからだ。その支える人とはほとんどが親である。本人に忸怩たる思いがあろうがなかろうが、親が死ぬまでの時限的な身分でしかない。その時に自分が何を選ぶか、覚悟くらいはしておくべきだと思う。今ニートであること自体を恥じることはない。原義からは15〜29歳の若者を指すそうなので、それ以上のその環境・その状況を続けているとなると、新しい名前が必要なのかもしれない。最近は「KDO-OJI」というのを聞いた。「子供部屋おじさん」の略である。「素晴らしい身分だ」と開き直って「素晴らしい身分の人間は、何をすべきか」を考えるべきだ。