125段の歌物語。
身分も高く、絶世の美男子だった在原業平(ありわらのなりひら)が主人公だとされる。
本人のメモのようなものに後世の人が加筆していった、という説もある。
第六十九段の「狩の使」には、美男子で六歌仙にも数えられる才人の在原業平が、伊勢神宮に奉仕する皇族の女性と恋に落ちるエピソードがある。
この「禁断の恋」エピソードのインパクトが強烈で、タイトルを「伊勢物語」と呼ぶようになった。
※天皇の孫である在原業平が本当に「あづまくだり」をしたかどうかは定かではないが、東京の「業平橋」や「言問橋」は彼に由来する。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。言わんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365