「富国強兵」と「殖産興業」を掲げて、日本の資本主義は始まった。
明治になって、幕藩体制による封建主義から解き放たれ、果敢に事業に挑戦する実業家が現れた。
三菱を大財閥に育てた岩崎弥太郎・弥之助親子や、一万円札の肖像画にもなった渋沢栄一など、旧体制からの大変革の中で、リスクをとった実業家がたくさんいた。
福澤諭吉は『学問のすゝめ』の中で、資本主義の副産物とも言える貧富の差について「学問の力あると無きとによりてその相違もできたるのみ」と断言した。
※戦前の8大財閥の中で、創業者の姓を冠していないのは三菱だけである。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野から、日本にまつわる365日分の知識を得る。この本を読み、知ってるようで知らなかったことを初めて驚きつつ知り、ああそうなのか〜なんて言いながら、ほんの少しだけメモのように書くことを1年間続ける修行。「ああ、365ページある本を読んだんだ!」という事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。教養が身につくかどうか」なんてどうでもいいんです。そこに拘ってはいけない、基礎の基礎。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365