『古今著聞集』とともに、「日本三大説話集」に数えられる。
『今昔物語集』は作者不明だが、貴族や庶民の生活が描かれており、時代状況を知る上での貴重な資料となっている。
原本は残っていないが、最古の写本(京都大学付属図書館所蔵)が国宝に指定されている。
「今ハ昔」で始まり「トナム語リツタヘタルトヤ」で統一された文体は、のちの説話に影響を与えた。
『宇治拾遺物語』の宇治とは、宇治大納言・源隆国を指す。
まず「宇治大納言物語」という作品があり(現存していない)、そこから漏れた説話を「拾い、遺した」という意味である。
ともに編者は判明していない。
※芥川龍之介はこれらの説話集を作品の題材として、『羅生門』『鼻』などを書いた。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。言わんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365