1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365 文学

『蜻蛉日記』 059/365


犀星訳蜻蛉日記

藤原道綱母による、女流日記文学の最高傑作。

彼女は小倉百人一首では「右大将道綱母」と呼ばれる。
息子である藤原道綱は大納言、右近衛大将に出世する。

勅撰集に36もの歌が選ばれ、当時の三代美人に選ばれるほどの才女でありながら、『蜻蛉日記』の内容は病的とも言えるほどの我が身の不幸を嘆き続ける、寂しさ・怨みで綴られた感情的なものである。

藤原兼家の2番目の妻であることから、毎日会うことのない夫、それを受け入れなければならない当時の女性の悲嘆や苦しみが、そのベースにあると考えられる。

現代にまでその影響を残す『蜻蛉日記』は、率直に女性の心情を書き綴る文学の最高傑作と名高い。

 

※藤原兼家は、藤原道長の父にあたる。

 

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斎藤孝監修。自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではあるまいて。言わんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。

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