1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365 科学・技術

農具 039/365

投稿日:2021年2月8日 更新日:

手打全鋼 唐鍬 1.1kg 本樫

農具の発達によって、人間の文化は進展した。

製鉄技術が発明されたことで飛躍的に収穫量は向上し、人類は現代に至るまでに進歩するきっかけを得た。

日本の平安中期には、鉄製農具の所有数によって、各地の生産高に格差が生まれた。
それを背景に地方を実質支配し、武力を持つ武士が生まれることになった。

江戸時代には「千歯扱(せんばこ)き」などの画期的な道具が考案され、作業効率をさらに向上させた。日本の文化・国力の向上は、農具の開発と運用によるところもお大きい。

 

※第一次世界大戦で初登場した「戦車」は、農業用トラクターを転用・改造されたものが最初である。

 

(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)

斎藤孝監修。自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではあるまいて。言わんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。

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