強い恨みを持って死んだ者が祟りをなす霊となる、という信仰は、奈良時代後半ごろにははっきりと成立したと言われる。
菅原道真や平将門なども、御霊信仰の一つ。
もともと神と人との区別は厳しかったが、京を中心とした都会では、疫病の原因を求めるあまり、それを恨みをもった人の強い念の仕業だと考えるようになった。
祇園祭は、御霊会の一つである。
※近世にも佐倉惣五郎の例がある。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。いわんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365