日本最古の歌集。
広い世代の人物の作品が収められているが、実作でないものも含まれる。
巻十四に収録された230首以上の句は全て作者不明。
都に近い場所ではなく、東海・関東・東北に至る、庶民が詠んだ歌を多く含んでいる。
それらを、江戸時代の国学者・賀茂真淵は「ますらおぶり」と評し、平安時代の和歌の歌風とされた「たおやめぶり」とは対極にある、和歌の理想とした。
それをきっかけに万葉集は、大きな注目を浴び、評価をさらに高めて行った。
※平成の次の元号「令和」は、万葉集巻五に収録された序文から採用された(初春令月、氣淑風和)。
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斎藤孝監修。自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野からの、日本にまつわる365日分の知識。この本をさらっと読み、知ってるようで知らなかったことをさらっと初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて知ったかぶりしながらほんの少しだけ、書くことを1年間続けます。最低限「300ページ以上ある本を読んだよ!」の事実が残るだけでも、価値はゼロではあるまいて。言わんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365