<<<<敬称略!!!>>>>
アナイアレイション7月3日、の回で紹介した「東京都知事選の公報だけで決める」の補完として、その結果をすごく駆け足で、見ていきたいと思います。
徳田神也のANNIHILATION 2020.07.03
https://twitcasting.tv/tokuda_shinya/movie/626127236↑ 14:23ごろからです
2020年の都知事選は、現職・小池百合子が当選。
2020年東京都知事選
投票総数 6,209,813
有効投票数 6,132,679
無効投票数 77,134
む、無効な、70,000人…な、なんで一人の名前書くだけなのに無効になるの…。
当選した百合子の得票数は3,661,371票。
得票率は59.70%。
宇都宮健児が2位。
得票数は844,151票。得票率は13.76%。
3位は山本太郎。
得票数は657,277票。得票率は10.72%。
都知事選に立候補するために納める供託金は300万円。
得票率が10%以上だと、落選していても返してもらえるそうです。
4位は小野泰輔
どうなんだろう、9.99%は10%ではないけれど、ちょっと離れて見たらもう10%に見えるでしょう?みたいな理由では返してくれないんだろうか。
612,530票。得票率は9.99%。
5位 桜井誠
在特会の会長だった人。
この人ですよね
178,784票。得票率は2.92%。
6位 立花孝志
NHKをとにかくぶっ壊したい人ですね。
43,912票。得票率は0.72%。
7位 七海ひろこ
幸福実現党の人。
22,003票。得票率は0.36%。
5位の桜井誠が18万票獲得した、っていうことが話題になってましたけど、
幸福実現党はともかく、
8位 後藤輝樹
この人が2万票以上獲得してるってこともなかなかのものだなあと思います。
あれくらい振り切ったことを言って目立とうと頑張れば、面白がって投票しちゃうヤツが東京には2万人強いる、っていう社会実験にすらなってる。
21,997票。得票率は0.36%。
公報を見て、この人って言ってることまともだな…と評していた沢は9位。
9位 沢しおん
20,738票。得票率は0.34%。
この辺からは、もう順位とかはいいじゃないの…っていう気もしてきますが。
10位 西本誠
スーパークレイジー君。これも後藤輝樹と一緒で、あんな感じに振り切ってみて、得られるのは1万票強ってことがわかる。内容とか関係なく、面白がって入れるヤツが1万人強、暮らしているのがメガロポリス東京。
11,887票。得票率は0.19%。
11位 込山洋
マック赤坂氏のところの人。
10,935票。得票率は0.18%。
12位 平塚正幸
「コロナはただの風邪」の人。
8,997票。得票率は0.15%。
13位 服部修
ホリエモン新党の人。
5,453票。得票率は0.09%。
14位 斉藤健一郎
ホリエモン新党の人。服部と仲良く並んでいる。というか綺麗に票が割れている!?
5,114票。得票率は0.08%。
15位 市川浩司
イラストと毛量の違う人。
4,760票。得票率は0.08%。
16位 内藤久遠
よくわからない長文を書く人。
4,145票。得票率は0.07%。
17位 関口安弘
喫煙者に人権を!の人。
4,097票。得票率は0.07%。
18位 竹本秀之
「消費税廃止」の人。
3,997票。得票率は0.07%。
19位 石井均
「コロナの薬を発明しました」の人。
3,356票。得票率は0.05%。
20位 長澤育弘
薬剤師の人。フォントの人。
2,955票。得票率は0.05%。
21位 押越清悦
集団ストーカーの人。2700人の集団ストーカーに遭っているわけではないよね。
2,708票。得票率は0.04%。
22位 牛尾和恵
唯一、公報に載ってなかった人。それでも支援者は1510人もいる。
1,510票。得票率は0.02%。
投票率は55.00%。
半分くらいの都民は、投票に行ってない(行けてない)。
ネット投票を導入して、スマホから投票できるようにすればいいのに、と思ったりもしますが、意見としては「スマホを出せ。わかったか。太郎に入れるのだ…!」とかいう組織の強制があったりして、逆に個人の自由意志が担保されないのでは…という懸念もあったりするのでしょう。
そうなると、「ネット投票」「スマホでポチッと」とは言え、やはり選管の係員の監視の下、指定の投票所へ来てもらう必要があるのか…とか思いますね。
なんだ、結局一緒じゃないか!という感じもしますが、「開票」が「投票」と同時にできてしまうという強烈なデジタルメリットがあると言えばありますよね。
役所の人らが休日出勤をして、箱から紙を出して広げて目視して…という多大なコストを削減することができる。そのシステム作るのにまた何十兆かかるんだ…っていう感じもしますが、銀行だってなんだって、セキュリティの強いシステム作ってるところはあるわけで、競馬だって競艇だってネットで投票してるじゃないですか。
現状よりは良くなる感じにできないのは、いったいなぜなんだろう…と。
スマホを使いこなせない…っていう人には身分証明書を提示することで、投票所にある端末から入力してもらうっていう風にすればいいし、顔写真を指でタッチ、の方が、鉛筆で紙に書く、ということよりも確実だと思うんですよね。「確定ボタン」があればそれでいいし。
そもそも「他人様の名前を鉛筆で書く」っていう行為じたいが、前の選挙以来、だったりしませんか。
これだけコロナで毎日メディアに出続けてきた現職が強いのは、当たり前。
百合子が当選するのは当たり前。
もはや既定の事実。
そこに誰が、どれくらい迫ってくるのか…が関心の焦点だったような気がします。
それはつまり「次の都知事選には…」ということなんですよね。
2位になった健児は次回には77歳。
いくらすごい人だからって、20代〜60代の人らが77歳の人を担ぎ上げて「都政を刷新!!」とか言ってるのってアタマおかしいと思うんですよね…73歳だってすでにそうなんだけど。
次回はご自身、辞退されるんでしょうかどうなんでしょうか。
もし次回選挙で健児が当選したら77歳〜81歳の都政ですよ?未来都市東京。
同時に、太郎に65万票も入ってる方が怖い、という風にも思います。
知名度と演説でふわ〜っとなってる人らがいかに多いか…っていうところ、憂うべきは「太郎がまともに見える瞬間がある」っていう現実の方なのかもしれませんが。デマ撒き散らして放置・ワクチン反対・天皇陛下に直筆の手紙・総理大臣に数珠持って合掌、こんなパフォーマンスで情弱をひっかけることを考えてる人に嫌悪感を持たないって、ループするようだけどそれだけで情弱なんですよね。言い方を変えれば「感情のみに左右される人たち」。それはそれで幸せなのかも知れませんが、やはり当選したりはしない…というところに、東京都民の冷静さを感じます。
4位になった泰輔。
太郎と比べると知名度、という点ではやはり時間が足りなかったというべきでしょうか。書いてあることは最も素晴らしかったし、正しいとも思いました。4年後、50歳。
ちなみに、前回、2016年の都知事選はどうだったか…
なるほど、なんとなく今回とは様子が違いますね。
そして「泡沫候補」と言われる顔ぶれはさすがに泡沫と言われるだけあって、ぜんぜん覚えていない。
あっ、最下位に「関口安弘」の名前がありますね。
喫煙者に人権を!の安弘、前回も出てたんですね。
知名度がものを言う…そういう傾向がものすごく強い都知事選。
だけど4年も経てば、目立ちたくて払った300万円の効果も、薄れていくということなんでしょうかね。
もちろん、活動はそれぞれ、続けてらっしゃるのでしょうけど。
「公報を見る限り」、この人に投票するしかない…という人に私は投票をしましたが、結果はやはり予想通りな2020年、都知事選でした。
次回は投票しません。