魔術的リアリズムを世界的に有名にしたのはガブリエル・ガルシア=マルケスだ。
彼の「百年の孤独」や「コレラ時代の愛」は、超自然的なことを現実の土台の上でこともなげに表現することで、ジャンルを世界的なものにした。
しかし最初に広めたのはキューバの小説家アレホ・カルペンティエルだったと言われている。なので魔術的リアリズムは、ラテン・アメリカ的と評されることも多い。
ガルシア=マルケスは自分にとっての最も重要な仕事は「現実に思えるものと幻想に思えるものを区別する境界線を壊すこと」だと語った。
村上春樹の「ねじまき鳥のクロニクル」も、魔術的リアリズムというジャンルに含まれる。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないかという実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったことを初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、ほんの少しだけ書くことを1年間続けています。最低限「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいいんじゃないか、と。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365