「バロック」という言葉は当初、この時代の美術を批判するための蔑称として使われ始めた。
バロック時代とは1600年〜1750年を指すことが多い。
宗教改革を起こしたプロテスタントと、守旧派でありつつも強い影響力を持つカトリックとの間の、宗教的な対立がその背景にはある。
バロック美術は普通、「演劇的」「感情に訴える」「ダイナミック」「荘厳」などと形容される。
宗教をモチーフとした絵画も、対立の軸の中で、より信仰の対象になり得る形に変わっていった。
建築においては、より宗派の勝利をたたえる壮大さが求められていった。
国によっては宗教というよりも空気感や人間の感情を表現する方向に進んだ。
その代表者の一人が、ヤン・フェルメールである。
18世紀になるとバロックは廃れ、より装飾的なロココ様式になっていく。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365