ピカソは悲惨なスペイン内戦(1936年〜1939年)に対し、それを国際的な注目の的にするべく、「ゲルニカ」を描いた。
ゲルニカとは、史上最初の「純粋に民間人だけを狙った空爆」が行なわれた街の名前である。
それは内戦で、スペイン共和国政府と対立するファシスト政権の依頼で、ドイツ軍が実施した殺戮であった。
ピカソはこの絵を、ニューヨーク現代美術館に送るよう要求した。
そしてスペインがファシズムから解放されたら、本国に戻して欲しいという条件をつけた。
その帰還は1981年に、ファシスト政権の首魁、フランシスコ・フランコ将軍が死ぬまで待つことになる。
現在はマドリード市のソフィア王妃芸術センターにある。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないかという実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったことを初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、ほんの少しだけ書くことを1年間続けています。最低限「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいいんじゃないか、と。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365