おんな城主 直虎

おんな城主 直虎第十六回「綿毛の案」

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瀬戸法久(ムロツヨシ)から、木綿布にするための産業を興してはどうかと提案を受ける井伊直虎(柴崎コウ)。

遠州はその気候から、綿花の栽培に適した土地だったんですね。

その伝統がこの地域に、トヨタの前身である「豊田自動織機製作所」を生むんですね。
現在はその社名から「豊田市」になっていますが、もともとは「挙母(こもろ)」という地名だったそうです。

地図で見ますと…

このあたり。

井伊谷城はこのあたり。

ちなみに、自動車のスズキも、前身は「鈴木式織機製作所」。浜松で創業されたそうです。

ますます風当たりが強くなるぞ、という但馬守(高橋一生)は、いったい、井伊をどうしたいのでしょうね。
高橋一生さんの芝居が奥深すぎて、視聴者はケムに巻かれている状態ですwまさか井伊を乗っ取ろうとするただの強欲な悪玉なら、当代一の人気俳優がここに配役されるわけがないし。

そしてドラマを支える、「史実に乗ってない人物の暗躍」。旅の男(柳楽優弥)。
というか、歴史(史料)に名前が出てくる瞬間までは何をしていたかよく分かない、という人は特に戦国には多く、のちに「あの人が、あの人だった!」と、いくらでも言えるメリットがありますね、ドラマとしては。

綿花を育てる上で「百姓を借りる」「人を買う」という奇策を打つ直虎。
「平時に百姓を借りるなど!」と反対されるのですが、この時代、戦(いくさ)となれば農民を徴収し、自分の田畑に未練を残しながら戦う、という「兵農一致」が当たり前だったんですね。刈り入れどきが近づけば、みんなそわそわしていたそうです。

これを「兵農分離」とし、専門の戦闘集団を形成したのが織田信長。以後、その軍団編成は広まっていったんでしょう。なにせ訓練してるから強い。

ところで、なんとなくこの「おんな城主 直虎」って、少女漫画チックだと思いません?それは特に直虎(柴崎コウ)のリアクション。なんとなく「振り回される主人公」という視点が、感情移入を促している。

室町末期の、東海〜機内の混乱はほぼまったく描かれずw、主人公の戸惑い、驚きと感情の動きに時間を割いている。なんかすごく、大事なことを置いたまま、目を逸らされているような気持ちになってきます。

いえ、世間(この時代の)はもうじき嫌が応にも激動するので、もうしばらく、平和に見える井伊谷を眺めていたいと思います。







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