スピノザは、この世のすべては必然であり、偶発性は存在しないと言う。
この世界で、どの特徴が偶発的で、どの特徴が必然的であるか、それをいったいどうやって見分ければ用のか、を特定する問題。それがモダリティの問題だ。
自分をとっても、兄であった可能性、姉であった可能性、妹であった可能性、または一人っ子であった可能性、様々な可能性があったはずである。
ここに「偶発性」が存在する。
反対に、2+2=4という数式は、どう計算してもそれ以外の解にはなり得ない。
ここには「必然性」がある。
もし神が存在するとしたら、それは必然的に存在するのか?
その問いには、統一した答えはいまだに存在していない。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365