面白い角度から見出しをつけるものです。
ローラもテンション爆アゲ NASA「地球に似た7惑星」
http://www.j-cast.com/2017/02/23291460.html
Want to learn more about the 7 Earth-sized planets orbiting TRAPPIST-1 star? Join @NASAGoddard FB Live at 11:30am ET https://t.co/bMMXBCwKBI pic.twitter.com/mXachC6C2C
— NASA (@NASA) February 23, 2017
NASAが発表した「惑星系にある、7つの地球サイズの系外惑星の存在」の会見。
当然英語でしたが、ニコ生で見ていたらコメント欄に英語のわかる人が要約を書いてくれてたりして、だいたいはわかりました。
世界が興奮しています。「ハビタブル(生命棲息可能)!これで、地球に何かあっても大丈夫だ!」と。
日本時間深夜3時からNASAが重大発表 「地球外生命体」は7割が信じる
https://news.infoseek.co.jp/article/sirabee_20161072083/
惑星、ということは、どこかの、引力の莫大な恒星の周りを一定の周期で回ってるんですね。「トランジット法」という方法で発見するんだそうです。主星(引力の強烈なでかい星)の前を横切る時の光を、検出するんだそうです。横切る時間やタイミングが定期的なら「この星の周りを回ってやがるな?」とわかるってことですね。
地球の0.4〜1.4倍の質量、半径が地球の0.77〜1.13倍。似てるんですね地球に。水もあるかも、と。
この宇宙では(もちろん地球からの推測ですけど)、引力の法則も「強いか弱いか」で同じだし、ある物質は同じなわけで、惑星としての条件が似てるってことは、そこに生まれる生体、そして進化の過程も、地球と似ていく可能性は高い。
いくら神秘の宇宙だからって、太陽熱なし水なし酸素なしで、金属の立方体の外見で人間以上の知能、っていうのは考えにくいわけです。
どこか、我々が想定する範囲内での「生物」がいる可能性、人間が住めるように変えられる環境、は期待したいですよね。
まず水。そして酸素。あとメタンなどの特定のガスが、これら新しく発見された惑星に存在していれば、生物がいる可能性はさらに高まります。
ただ問題は、「どうやっていくか」です。
光の速さで39光年。光速は、秒速約30万km。1秒間に地球を7周り半。
たとえ光速で運行できる宇宙船が実現したとして、
10歳で乗り込んだ少年が49歳で到着。もはや義務教育とか高等理論とかを宇宙で教わるレベル。誰に?先生に?それなりのすごい教授となると今すでに50代以上だろうから、確実に着く前にいなくなる。ということは「この人は教授になる」と思われる、20代の青年をまず乗せ、年老いた先生たちを次々に宇宙葬しながら彼が論文を書いて教授になって、少年に教えながら進んでいくということに…。
そんな少年がたまたますごく優秀で、でも到着したら50歳ですから、そこからその星の観測とか整備とか資料作りとか、まぁ80歳までは頑張ってもらいましょうかね。1人で?いや、複数いる乗組員たちはもう宇宙船の中で子供を作ってますし、ベテラン医師たちの多くは宇宙葬で銀河へ消えましたがw、「医師になるべく」乗り込んでいる少年もいたりするのでなんとかなります。
でも16歳くらいで「俺はバンドで食っていく」とか言い出す奴も出てきますから、そういうのが22歳くらいでさらに「やっぱり実家を継ごうかな…」とか思わないような、思想教育も必要になってきますね。
今ある人権意識、これはもう通用しない人類の試練ですね。凄まじい未来予測で、計画を練って行かなければならない。
でも確か、E=mc2的な奴で、「光速に近づくほど重くなる」みたいなのってなかったでしたっけ。
いや、仮に光の速さの半分まで行ける船ができたとしましょう。秒速約15万km。これだと単純計算で78年かかります。
いや、1歳で乗り込んで到着したら79歳か…ちょっとこれ予算と時間のすべてを健康維持に振り分けることになりますね…。
系外惑星への人類移住を進めるには、絶対に「世代交代しながら進む」っていう前提が必要になります。今生きている我々は、明日その装置が出来たって移住は無理。現在から10世代あとくらいになって、やっと「我々の3世代後の子供達があの星に住めるように頑張ってくれるだろう」と言えるくらいかもしれない。
それを考えると、引越しって「屁」みたいなもんですね。ただ役所へ行って転出届とか転入届けとか、住所変更とか警察行ったりして。荷物ダンボールに詰めるだけですから。
太陽は消える
いずれ、100億年くらい後には太陽は消滅するんだそうです。
その頃、違う系の惑星に住んでいる地球人は、もう「地球人」とは言わないですよね。
というか、太陽がいよいよやばい、となって地球を出発してから、宇宙船の中で世代が代わって進んでいくわけですから、着いた頃には「我ら地球人」と言えるのかどうか微妙じゃないですか?
そうか、だからUFOに乗ってきてる人らは、「ワレワレハ、宇宙人ダ…」って言ってるのか!!
それでその後、新しい惑星が回っている「新・太陽」の寿命も気にし始めなくちゃならないし、なにより「1日は24時間」とかっていうところから違うわけですから、「あーもう面倒!太陽と一緒に滅びよう!」ってなる可能性も、無くはないと思います。
だって、「太陽」がもし今大爆発したら「太陽が爆発した」という過去形で語る人はいなくなるんですよ。あまり想像しない規模のことですけど。
「太陽という星が…」と言う、主体がなくなる。記録媒体もない。人類が死に絶えた時、「地球人が滅んだ」は、どこかの宇宙人が言ってるでしょ?太陽が無くなって、地球が今のまま存在することは絶対にありえないので、太陽が消えたら地球も終わりです。地球が終わりなのに生物は1秒も生きていられるわけはないので、太陽消滅=人類滅亡なんですけど、この「人類滅亡」と言うことを確認する主体がなくなる。
つまり、現時点では「太陽」というのは天体でありながら「概念」でもあるんですね。