まぎらわしい、というかよく今まで混乱なく来てるな、とたまに思うことが、日常にはあります。
まず、「PUSH」と「PULL」。
「押す」と「引く」と書いてあったらまだわかり安いんですけど、「PU」まで一緒って、英語圏の人らもややこしくないんですかね。
エレベータの「開」と「閉」も、なんとかならないのかと思います。
「門がまえ」まで一緒、なんて、絶対ダメでしょ。
漢字をやめてアイコンにしてるメーカーも多いですよね。
まとめてらっしゃる画像を見つけたんですが…
これね。私、今だにこれ、ほぼ毎回戸惑うんです。
だって、わかりますよ、矢印としての▶︎だってことは、ね。
だけど、「◀︎▶」︎って、長い辺の部分がドアで、「閉まる」を意味するようにも見えるでしょ???
「▶︎◀」︎はほら、観音開きのドアが「開く」様子のように見えるから…。西部劇のバイーンと開くバーの扉みたいな。
だからわざわざ、「開く」の方にはグリーンに色をつけてあると思うんですけど、それは「重要だから」ですよね??でもそうなると、“エレベータにとって重要なことは、開く、なのか??”とう根本的な問いにもなってくるし(なって来ないか?)、なかなか、無意識にボタンを押せる域、には達することができないでいます。
共感してくれる人は、必ずいると思うんですけどね…。
ああ、セブンイレブンの100円コーヒーの機械、あれもです。
絶対おかしいですよね。
いや、もう、レギュラーとラージ、「R」と「L」で表すんなら、絶対に位置、反対なんですよ。そう思いません?
だって、大きさを表してるんなら、別にどっちでもいいでしょう?
REGULAR→Right
LARGE→Left
でいいじゃ無いですか。
なんでわざわざ逆になってるんですか信じられない。
それに、よく売れるのはレギュラーなんでしょう?
ラージの方が売れるっていうデータはあるんですか?
Rがよく売れるんだから、右利きの多い日本では、レギュラーが右にあった方が押しやすいに決まってるじゃないですかあほなのか。
でも、そういう意味では英語は、「Right」と「Left」で、基本的にとても良い感じなわけです。「R」と「L」の、発音の類似感もとても好感度が高い。「同じ、方向を示す語群ですよ」というその控えめなくくり感が良い。でも字ヅラの、この圧倒的な違い。丸みに足の生えた有機的な「R」、人の情の入り込む余地を与えない、攻殻機動隊のタチコマのような機械感すら醸し出す「L」、この差異は、間違いや煩わしさが発生するスキマがない。子孫を絶対に間違わせない、迷わせない、という、失敗から学んだ先人たちの決意のようなものを感じます。
だからこそ「PUSH」と「PULL」、もうちょっとなんとかならんもんかな…と思うんですけどね。
ここへ来て、日本ですよ。
もう、ハラタツくらいぼんやりとして、能天気で、ぼーっとしてるお百姓的な、牧歌的な鈍感さを見て取れます。
いや、似すぎやん?書き順や形状は若干違うし発生も違うのはわかるんですが、それにしても「寄せすぎ」やん?
「同じ、方向を示す語群ですよ」というのはわかるんですけど、似せるのはそこじゃない。重要なで唯一の差異である「Right」と「Left」の区別がつきにくい…という致命的な欠点に、殺意すら覚えます。
その点、これは潔く、わかりやすい。
もはや、漢字として読める必要もない。発音すらできなくていい。
「上」は、どう考えても地平線より上部を表していますし、「下」なんて、最後の一画でさらに右ナナメ下を指し示す丁寧な仕事ぶりを見せてくれています。これですよ。
どうですか、それに比べて
なんかほら、ぼーっとしてる連中、に見えて来たでしょう?だらだら立ってるだけのやる気のないバイト学生みたいな。ハラタツんですよ、もっと自分らのことなんだから考えろよ、と。
で、最低でも、こうしてほしいな、と思うんです。
とりあえず、ですよ。応急処置として。緊急避難的措置として。暫定的に。
これで、なんとか、ああ、「←」「→」ってことね、というのは一目瞭然でしょう。
そう、「一目瞭然」でないといけないと思うですよね。
もちろん、これらは「相対的」なもので、「自分がどこにいるか」によって変わってくるものなので、「覚えてしまえば終わり」なんですよ、「東西南北」みたいに。
だけど、それなら東西南北みたいに字の雰囲気をぜんぶ変えてくれ、と思うんです。
もし東西南北が
こんなんだったらどうします??
今はわれわれ、「トーザイナンボク」って順番も覚えてますからなんとかなりますけど、「酋西酉北」ですよ。「シューセイユーボク」とでも読みますか。読みますかじゃねえ、こんな似た雰囲気の感じで区別つけるのおかしいだろ!って思いませんか!!??
それが「右」と「左」です。
先ほども言いましたが、これらはすべて「相対的」なもので、「自分がどこにいるか」によります。
つまり右と言ったって、究極的には地球をぐるっと回ったら、左から出てくるんです。だから右と左というのは、本質的には同じこと。右は左、左は右、なんです。
だからってわかりにくすぎる。あーハラタツ。
今度、こういうのを含めて「ハラタツ50」、やりますのでよろしく。
【境界カメラ#44】「徳田神也の理詰め&BLUES +」
第5回 〜ハラタツ50〜