ゲーム・オブ・スローンズ。
ドラマの歴史を塗りかえたと言われる、「これほんとにテレビドラマなの級」なファンタジードラマです。
噂によると、「1話10億円」。
割と海外ドラマというと、最初すごい面白いのに人気が出てシーズン数が増えるほどに登場人物が増えて伏線が増えてストーリー自体がめちゃくちゃになって「えじゃあそうなるんなら最初のあれはなんやったんじゃ」と思わされたりしませんか。
お金かければ良いというものではないですが、CGとかスケール感にかける資金がないがゆえに「おや、よく考えたらいつも同じ場所でモメてるだけだなこいつら」というドラマも、思い当たらないことはないはずです。
ヨーロッパ〜西アジアを模したような、架空の世界。
七王国を統べる王の座と、北方からの恐怖。
基本的に、「夏と冬が、一度どちらかが始まると止まらなくなる世界」なんですよ設定として。
「冬来たる」が、「地獄が始まる」と同義だったりする。
そんな中、血みどろの政治劇・人間模様。
過激で残酷な描写もありますが、一番驚くのは「この人、いなくなるの?」というところ。
先ほど書いた、「どんどん設定を補完するような人物が登場する」とか「実は双子だった」的なずるい後出しが、ゲームオブスローンズにはない。いえ、一人だけ生き返ったりしてますけどw、それはもう主人公なので。いや、あれで「完全に生き返った」ってことでいいのw??っていう不安はありますけどね。
そう、ロブが死んだり、まず第一章で「王国の良心」とも言えるエダード・スターク(ショーン・ビーン)が処刑されてしまいます。愚昧で自分勝手な新王のせいで。
「人がいなくなることで世界が動いて行く」という、引き算的手法で物語が進んで行くんです。
生き残ることが「勝ち」なのか。
厳しい環境の世界なので、新しい存在は生まれにくい。
その次の若き王トメンも、第六章で死んでしまいましたし。
「生き残れるか」。
これは生存そのものに関してと、王権はどうなるのかという、二重の意味の決戦を指しています。
伝説の恐獣・ドラゴンが実在するので、それを中心に世界が動くのは必然。2018年1月からHuluで配信が始まった第七章では、やはりそのドラゴンを操る若き竜母・デナーリス・ターガリエン(エミリア・クラーク)が物語の中心に、なって行くのでしょうね。
今から観始めるところです。
そう言えばこのデナーリスが嫁がされ、ドラゴンの孵化のきっかけとなったドスラクの王、カール・ドロゴ(ジェイソン・モモア)は、「ジャスティス・リーグ」でアクアマンをやってるんですね。とにかく強い役w
観てないともちろん何が何やらわからないですから、とにかく観てください。めちゃくちゃにおもしろいです。
まぁ無料の2週間のうちに第一章から第七章までの70話を観るのは、流石に無理でしょうww
1ヶ月だけ加入すればいいんですよ。
Amazonプライムでは今、第七章は有料レンタル(1話100円)なので、1ヶ月1,000円のHuluの方が有能です、この場合。
もちろん無理にとは言いませんが(当たり前ですねw)、まだゲーム・オブ・スローンズの話ができる人が近くにいたことがないので、「見た!?あのサーセイの顔!!」とか、言い合いたいんですよね…。