軍の一部がクーデターを起こしましたが、鎮圧されたようです。
1600人以上の死者を出して沈静化。
軍が行動に出る、っていうことは、そのまま勢力が続くと軍事政権になる。
クーデターのリーダーがそのまま大統領になったり。
シリアでいうカダフィ大佐、ですね。
なんで国家元首なのに大佐なんだろう、って思ってましたけど。
軍事政権とはいえ、周りのすべての国と緊張状態になるわけにはいかないから、今回のクーデターは、おそらく、どこかの国との話し合いが付いてて、「あるラインまで行ったら承認してやる」という約束ができてたに違いないんです。
よく、ヒーローもので「世界征服を企む悪の組織」っていうのが出てきましたよね。
最近は、出てこないけど。
あれ、絶対、「世界征服をした後の方が大変」だと思いませんww??
世界なんかチカラで征服したら、絶え間ないゲリラ活動と貧困と治安悪化を、すべて面倒みないといけないんですよ。
「征服するぞー!」って、転覆とかテロとかやってる方が絶対楽。
中東の、伏魔殿のような複雑な政治の暗幕を想像するに、もしかしたらクーデター側は、いち早く非難し、政府側の支持を表明したアメリカと、実は手を結んでいたかもしれない。
上に書いた、「約束してた国」は、アメリカかもしれません。
だってそうやって、暗殺したあのウサマ・ビンラディンも育ててきたんだし、処刑したイラクのフセインも強調してきたわけでしょう。
陰謀論は嫌いですが、そういう嘘みたいな話は、あるらしい。
やはり不幸を一番先に食らうのは一般市民です。
今のところ、宗教がらみが最優先の理由ではないっぽいですが、ここに、「ジハード」っぽい理屈を出されたら、欧米諸国はどうやって、中東の炎をおさめていくんでしょうか。
だんだん、世界は狭くなってきています。
日本も、そんなに関係ないとは言えない、という感じに、徐々になってきてる気がします。