ワイヤレスイヤホンを決めかねてしまっているまま、しばらく時間が経ちました。
なんだか、もっと耳にしっくりくるものはないのか…と探し続けてるのは、もっと書き味が自分に合ったものはないのか…という「ペン探し」に似ている気がします。
前はこれを使ってました。
記事内の商品リンクの価格さえずいぶん変動し、本文と合わなくなってたりしますけど(特に修正はせず放置す)、相場やマーケットって、変わっていってるんですね。
需要と供給、技術の進歩。
最近ちょっとまた「新しいのが要るだろ」と思い始めておりました。
ただでさえノイズキャンセリング機能や、外音取り込み機能は日進月歩。
2年も経てばもう、隔世の感があると言っても言い過ぎではないでしょう。
いろんな比較動画を見たりして(紹介系YouTuberの方々はメーカーから試供品を贈られて販売前に実機でレビューしてる)、なるほどなぁ…などとしつこめに逡巡する上で、決定するのにいろいろ買いまくって比較検討するつもりはないので「これだ!」と思えるものよ来い!!!と念じつつ、地味に探しておりました。
「全部盛り」が全て叶うとは限りません。
その定義も曖昧だったりしますけど。
いわゆる「全部盛り」とはどういうものなのか
・タッチパッド
・音声アシスタント
・防水(防水規格 IPS4〜5くらい)
・ノイズキャンキャンセリング機能
・ワイヤレス充電
・外音取り込み
などですかね。
上3つ(触ってコントロール、音声案内あり、防水)は、もうたいてい装備されてます。
安いものでも中国製偽物でも、だいたい大丈夫。
下3つ(ノイキャン、ワイヤレス充電、外音取り込み)は、値段相応。
価格の割に装備されてないのもたまにあるんです。
下にも書きますが、今やローエンド(低価格帯)でもワイヤレス充電装備はあったりします。
逆にミドルエンド(中価格帯)で「ついてないんかーい!」というのも、あるんですね。
吟味の結果、候補は以下になりました。
□SOUNDPEATS Air3 ワイヤレスイヤホン
https://amzn.to/3z6xAJX□Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
https://amzn.to/2XBy78U□Anker Soundcore Life P3
https://amzn.to/3zdwI6E□Google Pixel Buds A-Series
https://is.gd/7mn6FE□Nothing ear (1)
https://is.gd/Ue39zD□Marshall Official 完全ワイヤレスイヤホン
https://amzn.to/3gh4LmT□EarFun Air Pro 2
https://amzn.to/3mKjdb0
いやいやいや、他にもあるだろアレとかアレとかアレを外してるなんて論外だろーバカだな〜オメーという、まっとう意見があるのは至極当然ながら、それも多分、検討はしましたよ。
うん、だけどここまで絞ってみたのです。
やっぱりまず重要なのは音質…
と言いたいところなんですが、違います。
「耳にしっくりくるか」です。
これがまず、1番。
いくらいい音質でも、耳にちゃんと入らないと意味がないですからね。
右と左で穴の大きさが違う私は、けっこう困るんです。
しかも形もどうやら左右で違う。
特に左、すっと入って、止まってくれないんですよね。
左は、耳に入れて、90度くらい回さないと、静止してくれない。
出てきてしまいます。
コマーシャルや紹介動画では皆さん、とてもサラッと「どんな商品でも入る耳です!」とは言わずにすべて普通の顔で試してらっしゃるんですけど、いやいや、開封して耳に入れて0.1秒で「ダメだ…」ってなったりしますからね。
その上、過度の「サラ耳」である私は、シリコンラバーのサラサラ感とベストマッチングしてしまい、摩擦係数が0に近づきすぎて、ぜんぜん耳でキープしてくれないのです。
「あ」と1回発音するだけで、耳からこぼれ出てきてしまうのです。
そんな時、「もうちょっとベチャ耳だったらなぁ」と思うこともあります。
本体の「軽さ」も重要です。
「いやいや、ベチャ耳にもベチャ耳の苦労があるんだべさ!!」というご意見も聞きました。うん、確かに。
で、上の方で「ノイズキャンセリング」とか「外音取り込み」とか言いましたが、自分としてはそういう使い方は、あまり重要視はしすぎてない、というところもあります。
持ってることで「いいの買ったなぁ」って思えることも重要ですよね。
デザインを含めて。
あと、価格もやっぱり重要。
ハイエンド、と言われるクラスだと、30,000〜50,000円くらいしますね。
こういうの。
□ソニー WF-1000XM4
https://amzn.to/38s8VDS□NUHEARA IQBuds2 MAX
https://amzn.to/38pTZ9o
使用頻度と求める音質…から考えると、それはちょっと高すぎるんじゃないだろうか、とやっぱり思います。
自分としての現実的な候補はミドルエンド、7,000円くらい〜15,000円くらい、でしょうか。
AirPods Proはどうなる?
ところで、AirPods Proの新作が、AirPodsの新作とともに発表されるという噂が飛び交っている2021年9月初頭、それもいずれ視野には入れましょう、という感じではあります。
ちなみに現在の噂では、
AirPods(第三世代)のデザインは、今のAirPods Proの感じに。
新しいAirPods Pro(第二世代)は、ステム(棒の部分)が無くなるデザインになる。
という情報が事情通・工場街・シリコンバレー各所から発信され、錯綜しております。
どうなるんだろう。
というわけで、決めました(届きました)。
Nothing ear(1)
https://jp.nothing.tech/products/ear-1
これですよ
箱。
側面。
OPEN、と書かれたフラップがついてて、そこを下に引き下げると、表面のビニールを剥がせました。
ビニールが剥がされると、良く見るとなんだか赤いポッチがある。
まさかハイチュウ方式?ぷっちょ方式で開けるの?
あっ
はい、終わり。今回は以上ですありがとうございました。
いや、継続は力なり。努力を続けましょう…
これ合ってる?ほんとに合ってる???
なんとか一周し、開けることができました。
中は、シルバーの箱。
ものすごく(ものすごくです)、上等のカステラが入ってる感があります。
こう開きます。
出てきました。
おおお
パカー
LRそれぞれを取り出してみると、こういうデザインです。
いいですね。
このNOTHING ear (1)という文字は、印刷です。
LEDで光るのかなとか思ってたけど、点灯もしませんし動きません。
アプリ「NOTHING」から色々と設定することができます。
ear (1) – App Store
https://apps.apple.com/jp/app/ear-1/id1568033706ear (1) – Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nothing.smartcenter&hl=ja&gl=US
★ノイズキャンセリング機能は…
完全に密閉されるタイプではないので、「まぁまぁ」という感じです。
これ(今読んでいただいている文章)をタイプしているキーボードの打刻音は、「ほぼ聞こえない」という感じになります。
自分でタイピングしてなかったら、何も感じない程度です。
とても優秀に機能していると思います。
★外音取り込み機能は…
アプリで「外音取り込みモード」をオンにすると、
これをタイプしているキーボードの打刻音は、「しっかり聞こえる」という感じになります。
★ワイヤレス充電機能は…
しっかり使えました。
私、iPhoneを斜めに置ける背面充電のドックを使ってるんですけど、これにケースごとちょこんと乗せると、しっかり充電できました。
ear (1)のケース内に、 赤色のランオプがつきます。充電できたらグリーンになる。
ものすごく楽です。
あってよかったワイヤレス充電。
映ってる充電器はこれです。
ケース自体にはUSB Type-Cの端子がついてるので(ケーブルも付属しています)、直接ぶっ刺して充電することももちろん可能です。
耳に、装着してみました。
意外や意外、懸案事項だった「左耳」の装着感、これはもうなんの問題もないレベルでした。
実は、箱にはイヤーピース、シリコンチップ(耳のとこのゴム)が<S>と<L>2つずつ、付属しています。
ということは最初から装着されていたチップは<M>っていうことですね。
試しに左だけ、<L>に替えてみました。
うーん、なぜか<M>の方がしっくりくるぞ。なぜだ。
そこは謎ですけれど(私の変わった耳の形の謎です)、いつでも大きさを調整できるチップがあるのは嬉しい。
というわけで「NOTHING ear (1)」、かなり良いです。
ちょっと迷ってるんですよね…という人は、デザイン的に許容範囲であるならば、試してみる価値は大いにあるでしょう。
ちなみに発表以来、世界的に人気になっているようで、「再入荷待ち」状態になっているようですね。慌てて買わなくてもいいとは思うけど。
もちろん、装着してしまうとそのデザインとかは一切見えないのでどっちでも良くなるんですが、装着感、機能、音質、ともに問題無いどころか、素晴らしいです。アプリをiPhoneで立ち上げてすぐ、「ファームウェアの更新」があったりしたので、今後もアップデートで色々改良されていくことでしょう。期待は大きいですね。
※追記:実は最近、こちらも気になってきました。
骨伝導ヘッドフォン。
つまり耳の穴を塞がないんですね。
これなら「外音取り込み」どころではないので、用途によっては素晴らしく使い勝手が良さそうです。
しかしこういう形状のヘッドフォンの場合、それはそれで私には、出自である「巨頭族」だという問題もあるので、試してみないとわからないですけれども。
イヤフォンに関しては技術の進歩とともに、「もう一生、これでよし」というものではないので、旅は続くんですね。
※追記2
最近、2が出ました。