自論構築過程

雇用

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

21Lessons、第2章は「雇用」。

あと30年もすると、テクノロジーはかなり進んで、人間に代わってやってくれることが増える。

「仕事がなくなる、失職する」んじゃなくて、「職種がなくなる」という状態に近くなるんですね。
雇用される側からすると同じだったりもするが、雇う企業側からすると「昔はあのセクション、人がやってたなぁ」なんてことになるのだろうか。

コンピュータができることのうち、人間みたいに振舞う分野がさらに進化して、人間が決めて来たことをほぼ、AIが決定できるようになっていくのは確実なようです。

やっぱり人間の、直感力や創造性にはかなわないよ!という「神話」は、もう崩れ始めているということです。過去の例や歴史から判断して、適切な選択をすることの方が、ライン作業を黙々と続けるよりも得意だってことですね。

野村総研2030年研究室の発表による「なくなる職業」みたいなのを見てみると、

IC生産オペレーター
一般事務員
鋳物工
医療事務員
受付係
AV・通信機器組立・修理工
駅務員
NC研削盤工
NC旋盤工
会計監査係員
加工紙製造工
貸付係事務員
学校事務員
カメラ組立工
機械木工
寄宿舎・寮・マンション管理人
CADオペレーター
給食調理人
教育・研修事務員
行政事務員(国)
行政事務員(県市町村)
銀行窓口係
金属加工・金属製品検査工
金属研磨工
金属材料製造検査工
金属熱処理工
金属プレス工
クリーニング取次店員
計器組立工
警備員
経理事務員
検収・検品係員
検針員
建設作業員
ゴム製品成形工(タイヤ成形を除く)
こん包工
サッシ工
産業廃棄物収集運搬作業員
紙器製造工
自動車組立工
自動車塗装工
出荷・発送係員
じんかい収集作業員
人事係事務員
新聞配達員
診療情報管理士
水産ねり製品製造工
スーパー店員
生産現場事務員
製パン工
製粉工
製本作業員
清涼飲料ルートセールス員
石油精製オペレーター
セメント生産オペレーター
繊維製品検査工
倉庫作業員
惣菜製造工
測量士
宝くじ販売人
タクシー運転者
宅配便配達員
鍛造工
駐車場管理人
通関士
通信販売受付事務員
積卸作業員
データ入力係
電気通信技術者
電算写植オペレーター
電子計算機保守員(IT保守員)
電子部品製造工
電車運転士
道路パトロール隊員
日用品修理ショップ店員
バイク便配達員
発電員
非破壊検査員
ビル施設管理技術者
ビル清掃員
物品購買事務員
プラスチック製品成形工
プロセス製版オペレーター
ボイラーオペレーター
貿易事務員
包装作業員
保管・管理係員
保険事務員
ホテル客室係
マシニングセンター・オペレーター
ミシン縫製工
めっき工
めん類製造工
郵便外務員
郵便事務員
有料道路料金収受員
レジ係
列車清掃員
レンタカー営業所員
路線バス運転者

逆に、奪われない職業、として

アートディレクター
アウトドアインストラクター
アナウンサー
アロマセラピスト
犬訓練士
医療ソーシャルワーカー
インテリアコーディネーター
インテリアデザイナー
映画カメラマン
映画監督
エコノミスト
音楽教室講師
学芸員
学校カウンセラー
観光バスガイド
教育カウンセラー
クラシック演奏家
グラフィックデザイナー
ケアマネージャー
経営コンサルタント
芸能マネージャー
ゲームクリエーター
外科医
言語聴覚士
工業デザイナー
広告ディレクター
国際協力専門家
コピーライター
作業療法士
作詞家
作曲家
雑誌編集者
産業カウンセラー
産婦人科医
歯科医師
児童厚生員
シナリオライター
社会学研究者
社会教育主事
社会福祉施設介護職員
社会福祉施設指導員
獣医師
柔道整復師
ジュエリーデザイナー
小学校教員
商業カメラマン
小児科医
商品開発部員
助産師
心理学研究者
人類学者
スタイリスト
スポーツインストラクター
スポーツライター
声楽家
精神科医
ソムリエ
大学・短期大学教員
中学校教員
中小企業診断士
ツアーコンダクター
ディスクジョッキー
ディスプレイデザイナー
デスク
テレビカメラマン
テレビタレント
図書編集者
内科医
日本語教師
ネイル・アーティスト
バーテンダー
俳優
はり師・きゅう師
美容師
評論家
ファッションデザイナー
フードコーディネーター
舞台演出家
舞台美術家
フラワーデザイナー
フリーライター
プロデューサー
ペンション経営者
保育士
放送記者
放送ディレクター
報道カメラマン
法務教官
マーケティング・リサーチャー
マンガ家
ミュージシャン
メイクアップアーティスト
盲・ろう・養護学校教員
幼稚園教員
理学療法士
料理研究家
旅行会社カウンター係
レコードプロデューサー
レストラン支配人
録音エンジニア

日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に
https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

という感じのようです。

「奪われない仕事」であればあるほど、「その人でなければならない」ものであることはわかりますし、「奪われる仕事」であればあるほど「あなたである必要は必ずしもない」もの、と言えるのかもしれません。

だけど難しいのは、「あなたである必要はない」からこそ、一人当たりの給料は安く済んでいるのであって、それをAIやロボットと入れ替えて、採算って合うのか?というところですよね。仕事なので、採算って最重要です。

「こうすれば売れるんだ」とか、「このパターンが流行るんだ」とか、知識と経験が必須で、高度な判断を必要とされている…と思われていた仕事ほど、実はAIにとっては得意分野なんじゃないのか、と思います。

そして一人当たりのコストが高い、とされているのであれば尚更、機械と置き換えるメリットは大きいですよね。

そして単純労働者の代わりに、単純労働をするだけのロボットを人数分投入する、なんて、逆に効率が悪いとしか思えません。

 

案外、上に挙げられている「奪われる」「奪われない」は、ゴッソリ真逆、なのかもしれませんね。

人間関係を含む、人間が人間だけのものだと信じこんでいるものがアルゴリズムとして解釈され、それを利用したシステムを、人間がじゅうぶんに「アリ」だと判断してそっちを選ぶなら、芸術や精神的なジャンルであればあるほど「しっくりくる」チョイスをしてくれるわけで、決して「人間の情動は無限」などではないことも、プラスになってくるのかも。

「おすすめ」に出てくる商品が「いつも、過去の買い物に準じた、似たようなものばかり出てくる」のであれば、ランダムに、まったく見当違いな「出会い」を演出してくれるようにすることも、パーセンテージをいじることで簡単に可能になるでしょう。

ドローン(無人航空機)が人間のパイロットに取って代わったために、なくなった仕事もあるが、メンテナンスやリモートコントロール、データ分析、サイバーセキュリティで多くの雇用の機会が新たに生まれた。アメリカ軍は、シリア上空を飛ぶプレデターやリーパーといったドローンを動かすには、一機当たり三〇人必要で、得られた情報を分析するのに、さらに少なくとも八〇人が従事している。二〇一五年、アメリカ空軍は、これらの職をすべて埋めるだけの、訓練を積んだ人材を確保できず、その結果、無人機のための人員の不足という皮肉な危機を迎える羽目になった。(p.051)

生きる目的、みたいなことに。

雇用される目的は、仕事をするため。
仕事をする目的は、賃金を得るため。
賃金を得る目的は、生活をするため。
生活をする目的は…。

生活をする目的…?

人によっては

幸せになるため。

と即座に進むかもしれません。

だけどその先、

幸せになる目的は?

と聞かれたら、どこかで進まなくなるでしょう。

目的が、どこかで消えてしまう。
具体的でなくなってしまう、というか。
他人を介在しない、自分だけのものになってしまう、というか。
「雇用」から始まった問いは、いつしか声に出せない、答えがつかめない問いに変わってしまう。

もし賃金が、雇用されずとも保証されるなら。
仕事をしなくても、お金が手に入る状況になったなら。

それをすれば「仕事」の概念は変わるのではないか。
今、当たり前に無償でやっていることが「仕事」と認識され、それをやることが、「生活の目的」になり、幸せになるための手段、と断言できることになるのかもしれない。

ベーシックインカム、という考え方が、それを実現してくれるという期待。
「なんで我慢してこんな場所で、こんな仕事をやらないといけないんだ!」という「ブラックからの解放」も進むはず。

もしそうなったとしても、雇用そのものがこの世からなくなるわけではないし、だけどAIが発達して仕事がいつまでも同じようにあり続けるわけでもないし。

普通、考えるのは「自分が働ける間だけは仕事よ、あってくれ!」というところですよね。
何百年続く老舗を受け継ぐ家の人なら「未来永劫、需要よあってくれ」と願うところでしょうけれど、多くの雇われの人らは「100年後もこの仕事、ありますように!」とは願わない。

知ったことではないですよね、未来の雇用なんて。

科学技術が進むにつれ、仕事は徐々に移動し、違うドアを開けて来た。

その昔、「本が売れなくなった」理由として「喫茶店なる安価で、退廃的な場所が流行ってきたからだ」と言っていた人もいるらしいですから、現時点から未来へ向けて、変わっていくこと(職業が消滅することを含む)を非難するしても、たぶん、あまり意味はないんだろうなと思います。

 

次の第3章は、「自由」です。

 

 







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