自論構築過程

コミュニティ

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

21Lessons、第2部に入ります。
テーマは「政治面の難題」。

そもそも政治って全部難題ですよね。
というか難題があるから政治がある。

その中の、5章、「コミュニティ」

今や、コミュニティは「町」とか「自治体」とかだけでなく、「趣味の集まり」も含めて、オンラインとオフラインの両方があります。

近所では回覧板を持っていくという習慣も維持されながら、学校ではもう「授業のプリントはLINEで送る」が認められてたりもする。

人間は、150人が理解しあえるコミュニティの限界数だと言われています。
顔をなんとか覚えて、人格や接し方に差異をつけて付き合える限界、っていうことですよね。

確かに、もらった名刺が数千枚にのぼるにしても「この内…」となると、自然に数十枚に絞られてくるでしょう。それにしても、本当に必要な名刺なんてあるんでしょうか。自分にとってほんとうに大事な人について、名刺なんか要らないでしょうし。

人の違いは、そもそもは個人差、だったはずです。
それが最も近い身内で共有され、家族ネタにもなった。
中ではこういうルールです、という。小物の呼び名とか。

それがなんらかの地域性や地元の特性を経由して多くなり、地域差になった。

行政単位では県民性といわれ、情報伝達技術の発達で、いつしか国民性と言えるようになった。

いつだったか、スイカにだって醤油かけて食べるよ!と千葉県野田のことを県民ショーでやってました(キッコーマン発祥)が、野田の人のに聞いたら「そんなことしませんよバカバカしい」と割と真面目な顔で言ってました。そんなもんを地域性と言われてたまるか、と。

千葉県・野田 | キッコーマン ホームページ
https://www.kikkoman.co.jp/soyworld/museum/area/noda.html

そんなものですよね。
おかしな個人もいれば、そぐわない個人もいるし。

 

どんな差別であろうと、してるのは個人。

日本には近世まで黄色人種以外はほぼいなかったので、国別、または地域別(南蛮人とか紅毛人)での差別は当然あったでしょう。

その割に、もっと昔は帰化人(朝鮮半島・中国大陸)からは職業で区別しながらも、いつしか馴染んで良いことになってたように思います。外国人である前に「血筋」「家格」での上下関係が厳しいのが日本で、それ以外はどちらかというとゆるい…という感じだったのかもしれません。

今は、一人に一台スマホがあるような時代で、自分の思うことは自分で全部決めていいような風潮もある。

黒人は、
白人は、

とくくる前に

「個人は」をしっかり問うべきでしょう。

『白人警官に黒人が殺されてしまったから、黒人である自分は、白人がトップを務める企業が経営する店舗から商品を盗んでもかまわない。』

 

こんな理屈は通らないです。

白人と黒人というだけでなにもかもの説明はできるはずがないと思います。
トップが白人でも、その店舗の店長は黒人だったりするだろうし、どちらにしても「泥棒が許される理由」を、人種を絡めて正当化することは出来ない。

いやいや根深い問題なんだよそんな単純じゃねえよ、としたり顔でアメリカナイズ説教をしたくなる気持ちもわかります。確かにもう、部分的には後戻りできないところまで突っ込んでしまってるでしょう。怒りと悲しみが、衝動的な暴力に進んでしまうことを、理屈だけで止められるとも思えない。

復讐感情を煽られると燃え上がってくる気持ちも、想像はできます。

13TH | official trailer (2016) Netflix(字幕無し)

え??2016年?これ、2020年じゃなくて??
…と思うくらい、何も解決には向かっていない現状。

起こるべくして、起こっているとさえ言えますね。

「白人」が「黒人」にしたことは、いつまで経っても許されないことです。

だけど、それは、「白人の、たとえば誰?」と聞かれたら誰なのさ。

白人の奴隷商人とか、政治家とか、と答えはあるだろうし、特定もできる例はたくさんあるでしょう。
それなら「黒人の個々の犯罪」も、やっぱりいつまでも絶対に・何回も・激しく・断罪されるべきこと、になるのでしょうか?

奴隷貿易の犠牲者の末裔でも関係者でもないが、強盗殺人強姦密輸密売、それらの責任は未来永劫「黒人すべて」が背負うものなのか?

ちがうでしょう。
「誰?」の部分が大事、つまり個人。

なに人とか関係ない、おまえはどうなんだ、という部分。

あるときに、団結は必要になる。
それは、コミュニティ全体が、不利益をこうむろうとするとき。
コミュニティの総意が必要なとき。

これは男女にも言えるでしょう。
男性脳・女性脳というのはほぼデタラメだとわかってきているそうです。
血液型性格診断がデタラメなのと同じで。

男女差を研究すれはするほど、個人差が浮き彫りになってくる。
やっぱり、人によるんですね。

個人が、人種・男女・年齢、を超えて(というか根本に戻って)、「その人」という個性を基準にして連帯するとき、新しいコミュニティの形は生まれるのでしょう。

そしてそれは、作られたアバターを通して、オンラインで形成されつつあります。
個人が個人として尊重され、自分も既存のコミュニティの属性に頼らず、オンライン上で個人として発信・受信することで幸福を得られるのであれば、オフラインのコミュニティは時に有害ですらあるかもしれない。

ものすごく極端に言えば、警官も金持ち、そこらを歩いている人も金持ち、ならば、職務質問の末にピストルを突きつけて膝で首を押さえつけて窒息死する、とかいう事件は絶対に起こらないと思うんですよね…。経済発展って、生活の質だけでなく教育そのものとか、差別意識さえ変えていくと思うので、その角度からアプローチも、必要になっていくのかもしれません。

差別が貧困を作り、格差が差別を生む…というこのサイクルが、どこかの共同体では解消される…既に、どこかでは生まれているはずですよね。

 

次の第6章は、「文明」です。

 

 







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