囚人A、囚人B、2人がともに黙秘した場合、両方に6ヶ月の刑を処す。
囚人A、囚人B、2人がともに自白した場合、両方に2年の刑を処す。
どちらか一方が自白し、もう一方が黙秘した場合、自白した方は釈放されるが、黙秘した方は10年の刑に処される。
この場合、合理的なのは、仲間を裏切って自白し、釈放されるのだろうか。
引き離されて取り調べを受けている以上、向こうも、同じことを考えているのではないか…と思うだろう。
そうなると、両方が自白することになり、2年の刑になる。
お互いが仲間を思いあえば、6ヶ月で済む。
この有名な「囚人のジレンマ」はアルバート・W・タッカーが提唱し、政治学者ロバート・アクセルロッドが実験をした。
ゲーム理論、経済学、進化論、心理学にとって重要な意味を持ち、国家間の軍拡戦争においても応用して語られる。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないかという実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったことを初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、ほんの少しだけ書くことを1年間続けています。最低限「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいいんじゃないか、と。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365