ベルリオーズの代表作「幻想交響曲」は、19世紀において最も重要な楽曲の一つだ。
五つ楽章を「自殺しようと薬物を飲んだ若者が見た幻想」に見立て、恋い焦がれた女性への思いを表現している。
これはベルリオーズ自身が「ハムレット」の上演を見て一目惚れした女優、ハリエット・スミッソンを振り向かせるために書いた曲である。
有名になったベルリオーズはのちに、ハリエットと結婚することになるが、時間が経った二人の愛は、長くは続かなかった。
奇しくも第五楽章で表現したことが、現実になったように。
(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)
1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365