万物の真の基礎である抽象的で永遠不変な真理を認識した人が、つまりは世界を統治するべきだ、とプラトンは考えていた。
洞窟で縛られ、一方向しか見ることができず、後ろから来る炎のあかりによって映し出される影を、多くの人は見ているに過ぎない。
知性によって洞窟を出ることができる人は、そんな縛られた凡人たちに、バカにされるであろう。しかし哲人王たる「守護者」は、彼らをも哀れみ、導く必要がある。
『国家』でそれらを表現したプラトンは、正義を実現するためには「善のイデア」を理解しなければならない、と考え、説こうとした。
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1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないか実験。
デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。
歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。
この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったこともちゃんと知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、少しだけ書くことを続けます。最低限、「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいい。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365