自論構築過程

なんで、怒りやタバコについて書くか、その理由です。

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「怒るな」について何回も書いてると、よほど温厚で柔和な人なんだろうと思われているフシがあったりして、それはそれで「予断を持たれる」という意味で迷惑だったりするんですがw、厳密には「怒るな」と言っているのではなくて、「怒るって、実はこうだよ」と言っているに過ぎません。

怒ったって、なにも良くはならない

 

これは、ちょっとややこしい言い方に聞こえるかもしれないんですが、「自分がどう」ということとはいったん別です。
まず「事実はこう」という決まったことがらや新しくわかった証拠があるとして、「うん、事実はそうなんですよね、でも自分は今、こういう感じですね」という現状があって。

でそこから、「そうか、事実はそうなんだから、自分も今後、ああしよう」という風に改善したり、変化を加えていかないといけないんですよ。だって、「事実はそう」なんだから。

そこから「事実はそうなのか。でも自分はこうだから。今さら変えられないから。知らん」と思ってしまうのは「開き直り」というやつで、一番ゲスで、一番下等で、一番クサい、もっとも唾棄すべき、精神の死んだ状態です。

 

自分がどうであれ、まず「事実を把握」。→「で、どうしよう?」

ここがとても重要で、このブログでもたびたび書いている「タバコ」については、そこがなんともぴったりと当てはまり、とても面白いと感じている、私なのです。

つまり、

「タバコには害がある」
「体には明らかに害がある」
「それは電子タバコも同じである」
「他人への健康被害は甚大である」
「吸い続けるのは中毒である」
「リラックスなどしていない、逆である」
「全フロア禁煙にした方が客は増える」
「喫煙者は実は全国民の2割もいない」

これらが「事実」としてすでにあり、その上で、「あなたはどう考える?」と問われているということですね。個人的には私も、場所が場所なら合法なタバコを吸うことはありますし、吸えますよ。ただ、思いついただけでも上に挙げた量が即座に出てくる「事実」を鑑(かんが)みると、なんで自分で日常的に460円とか出して買わなきゃいけないんだ、ことあるごとに吸い続けないといけなんだ、と思ってしまいますよね。すでに、かなりハードル高い。

これらの「事実(ハードルと言ってもいい)」を「うん、そうだね」と納得できるなら、タバコは毎日吸うことには絶対にならないですよね。

吸い続けるのは納得してないか、1秒も調べもせずにぜんぶ嘘だと思ってるかバカか、のどれかでしょう。もちろん、個人の権利として「納得できない」は当然あってもいいし、バカにも生きる資格はあるので構わないとは思うんですが、やはり「そうか…そうなのか…」と心から思ったのならやめるべきですし、改善していこうとするのが通常の、まっとうな精神を持った人間というものではないでしょうか。

 

健康とか迷惑とかとは、いったん別次元で。

タバコを擁護する人ら、ええ加減にしなはれ

つまり、

「個人の自由である」
「好き嫌いの問題である」
「合法である」
「売っているのであるからして」
「俺は俺らしく生きるのである」

このあたりのことを理由に、タバコをやめるべきという意見に対抗できると思い込んでいるのはちょっと考えの弱い、頼りない人たちなんじゃないかなぁ、とぼんやり思う次第です。もはや「愛煙」vs「嫌煙」なんていう「個人的感情」で対立している構図ではないという厳然たる事実を、ちゃんと見てるか・見て見ぬふりをしてるか、の差になってきてる。つまり他のジャンルでもそれ(思い込みで他人を誹謗したりする)をやらかしてる気配があるということですから、つまりは回りまわって「信用」とか「攻撃性」とか「デリカシー」の問題に直結してる、ということです。

この辺の仕組み、すなわち「事実」「思い」「風潮」「人格」などを複合的に考えて自分の意見や生き方を形成していくにあたり、タバコ、喫煙、はとても良い題材になると思んです。

そしてわりと大問題だなーと思うのは、遅々として進まない禁煙社会において、国会議員をはじめ多くの議員が、「まだヘビースモーカー」であるという事実なんですよね。日本がもしダメな方向へ進んでいるとだとしたら、今だに「個人的な自由のあらわれ」などともしかしたら思い込んでいる、「事実と変化」を受け入れらないレベルの、国会議員たちのせいかもしれません。こんな簡単な「事実と変化」が理解できなくて立法に至れないんだから、もっと大変なレベルの話で、うまく話を進められるわけがないんですよね。

嘆いていてもしょうがない。
せめて自分だけは、いろんな部分において、「ああ、そうなの、よし、じゃあ変えていこう」って、素直に思いたいところですね。わはは。

 

 







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