祈りってなんでしょうね。
「祈る」だと動詞。
「祈り」だと名詞。
「祈る」と、「祈り」が発射されて、どこかへ届くんでしょうか。
例えば「挨拶」は名詞ですよね、動詞でもあるか。
「挨拶する」と、「挨拶」が発射されて、相手に届くでしょう。
確実に。
届かない挨拶は、そもそも発射されない気がする。独り言。
「祈り」はじゃあ、天に向かって、神様に向かって、社に向かって、発射されるべきものなんでしょうか。
多分、空に向かって打ち上げて、自分に戻ってくるような、良い意味でのブーメランみたいな、ものなんじゃないかなぁ、と思ったりします。
誰にも聞こえないように、精神の雫を気化させるのが「祈り」。
届かないと意味ない、なんてことはないし。
「祈る」というその行為じたいに、意味があることなのだと思います。