九鬼周造は著作『「いき」の構造』で、それまではっきりと意味づけがされなかった日本的価値観の代表格である「粋」を論じた。
江戸の遊廓などで尊ばれた「いき(粋)」を現象学の方法論で分析し、媚態・意気地・諦めという三要素を提唱した。
その三つのメルクマークの背後に、彼は仏教や武士道を見た。
※京都帝大時代の同僚に、西田幾多郎がいる。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野から、日本にまつわる365日分の知識を得る。この本を読み、知ってるようで知らなかったことを初めて驚きつつ知り、ああそうなのか〜なんて言いながら、ほんの少しだけメモのように書くことを1年間続ける修行。「ああ、365ページある本を読んだんだ!」という事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。「教養が身につくかどうか」なんてどうでもいいんです。そこに拘ってはいけない、基礎の基礎。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365