明治維新以降、日本の文学に新しく加わったのは「翻訳文学」と「政治小説」だった。
漢文で書かれたこれらの啓蒙的で道徳色の強い文章は、文壇の硬直化と衰退を呼んでいた。
坪内逍遥は、そうではなく、心理や風俗の客観描写、「写実主義」に努めるべきだと説いた。
二葉亭四迷は「浮雲」で、文体に初めて「だ」「である」調の言文一致体を採用した。
※二葉亭四迷は、三遊亭圓朝の速記本を参考にしたと言われる。
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斎藤孝監修。
自然、歴史、文学、科学・技術、芸術、伝統・文化、哲学・思想の7分野から、日本にまつわる365日分の知識を得よう。この本を読み、知ってるようで知らなかったことを初めて知りつつ、ああそうなのか〜なんて言いながらほんの少しだけ、メモのように書くことを1年間続けます。最低限「350ページ以上ある本を読んだんだ!」という事実が残るだけでも、価値はゼロではないはず。いわんや「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことかと。
1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365