Retrospective KEN TAKAKURA / 高倉 健 / 代官山 蔦屋書店 限定
開封するのを忘れていたのです。
なんてかっこいい装幀なんだ…
これは、2016年から2018年にかけて全国を巡回した、『追悼特別展「高倉健」』の公式図録、写真集と言っていい作品なんですね。
追悼特別展「高倉健」、全国巡回
https://www.mainichi.co.jp/event/culture/002139.html
2020年に「昭和残侠伝」「日本侠客伝」シリーズを観始めたことで、ちょっと健さんエキスをば少し…と思って買ったものの、本棚にぶっ挿したままでした。
もしも私が、Amazonしか見ない・Amazonでしか買い物をしない人間であったならこの図録、
この値段で買っていたのでしょう。
この商品は「蔦屋書店 代官山 限定」として取り扱われているようで、今やつながりにくい人もいるかもしれませんが『蔦屋→TSUTAYA→Tポイントカード→Yahoo!』ということで、ヤフーショッピングでのみ、公式に売っているのです。
リンクはこちら。
Retrospective KEN TAKAKURA / 高倉 健 / 代官山 蔦屋書店 限定
↑だと、3,565円(送料600円)。
行きたかったなぁ。
タイミングなんですよね展覧会って…今なら何を置いても会場へ行ってたと思いますが、2014年に亡くなってから初めての大規模な展覧会、だったんですよね。行けなくてほんと残念です。
そう言えばAmazonでは今、日比遊一監督による映画『健さん』を観ることができます。
観ました。
なんかこう、グッとくるものがあります。
この豪華な図録は、健さんの活躍を、初期から最晩年まで
第一章 東映時代初期 1956〜1963
第二章 東映時代中期 1964〜1969
第三章 東映時代後期 1970〜1975
第四章 独立時代前期 1976〜1980
第五章 独立時代中期 1981〜1994
第六章 独立時代後期 1995〜2014
と分類し、時代別に豊富な写真を揃えてくれています。
ちなみに「昭和残侠伝」が1965年で、「鉄道員(ぽっぽや)」が1999年です。
初期の割と無骨なアクションもの・そしてドスのきいた仁侠もの・そして渋い日本の男の代名詞となるまでの長いキャリアの中には、俳優としてだけでなく個人の葛藤もたくさんあったでしょうし、顔のシワですら演技をしていると感じさせる、重みを感じました。
それにしても毛量が多いのです。
昔の高倉健を見るといつも思うのです。
角刈りで、こんなに頭皮が見えないことがあるだろうか
と。
びっしりと密集する髪の毛。
「変に禿げない」は、主役を張るスタートしては必須の条件なんじゃないかと思ったりすることもありますが、健さんは異常です。
割と近影であっても、写真加工してる??っていうくらいに頭が黒い。
角刈りがスタイルとして著名になる前の若かりし頃、髪を伸ばして七三分けにしてる映画もあるんですが、黒いタオル巻いてる??っていうくらいに毛量が豊か。
後半には本人の書き込みまで伺える映画台本の写真や、横尾忠則氏によるポスターまで。
巻末には健さん出演の全205作品の、丁寧なフィルモグラフィが掲載されています。
日本映画の資料としても重要で重宝すると言ってもいいでしょう。
ぜひ、一家に一冊。
サブスクを駆使し、健さん、どんどん観ていこう。
再三言いますがこの図録は、ヤフーショッピングで買いましょう。
Retrospective KEN TAKAKURA / 高倉 健 / 代官山 蔦屋書店 限定