先日、「難しすぎる」「もはや哲学」と話題になった、間違い探し。
6月19日に飲食店など屋内施設を原則禁煙とする「健康増進法改正案」が衆議院を通過し、今国会で成立する見込みになった。施行は2020年の予定だが、これに先駆けた施策だ。
完璧に完全に、勝手に今まで「サイゼリア」だと思ってましたがどうやら「ヤ」のみが正解なんですね。
お店の名前ですから「ダイヤモンド」と「ダイアモンド」みたいな、
どっちでもいいよ〜という感じは許されません。
ダイ「ア」モンドの犬
ダイ「ヤ」モンドは砕けない
というかよく見たらサイゼリヤは「Saizeriya」なんだから、そもそも「ア」に間違う余地はないんですよ。
ではなぜ、間違うのか。
その原因のほぼすべては、ここにあると思われます。
小林亜星さん作曲・伊藤アキラさん作詞のこのCMソングは大ヒット(1991年〜)し、今でも口ずさめる人は多いでしょう。
しかしこの「パッとサイデリア」の新興産業は2003年に倒産。
その直前には、ノルマの激しさからブラック化し、それが顧客に波及して「悪徳商法」なんてことも言われたりしてました。
どちらかといえばイタリアンワイン&カフェレストラン「サイゼリヤ」は最後を「屋」だと思えば、「飲食店だな」というイメージを持ちやすいような気もします。
それを言い出したら「ダイアモンド」も、そもそもスペルは「DIAMOND」で「Y」なんか入ってないんだから、最初から「ダイヤモンド」なんていう読み方になる方がおかしい。
なんでなんだろう。
脱線しましたが、そのサイゼリ屋が全国にある全店舗、すなわち275店舗、京都府内の全21店舗の全席を禁煙にするのだそうです。
「串カツ田中」が全面禁煙(なんだかクレームに対応してしまい一部、喫煙可能になってて結局ウソついたみたいになってるけど)、「ココス」、「モスバーガー」も全面禁煙化を目指すそうです。
この流れ、「当たり前」ですから止められませんよね。
ファミリーレストランをはじめ子供も一緒に楽しむお店の場合、タバコ吸う人の方が圧倒的に少ないので、売り上げが上がることは必定です。
全面禁煙化にして売り上げ上がるのに、「うちはタバコ吸える店を目指します!」っていう目標立てて落ちぶれていくとなるとこれは経営者は無能、と言われても仕方がないでしょう。というか株主がそれを許すとは思えない。
2軒並んでたら、よほどメニューや価格に差がないとしたら、「全面禁煙」の方に人気が出るのは当たり前だと思います。
ファミレスやコーヒーショップ(ドトールのことだよ)は意味のない「分煙」をやってますが、モウモウの煙の小部屋の入口が頻繁に開いて出入りする、その周辺の席への健康被害は完全に「無視」されてますよね。
いや、一番無視されているのは「従業員の健康」です。
東京都は「従業員を雇用している店は禁煙」という案を作り、再来年までに施行する方向だそうです。
従業員雇用の店は原則禁煙 東京都が受動喫煙防止条例の骨子案
https://www.sankei.com/politics/news/180420/plt1804200025-n1.html
骨子案では、従業員を雇っていない個人や家族経営の飲食店が原則屋内禁煙の対象外。一方、子供が過ごす幼稚園や保育所、小中高校は敷地内禁煙で、屋外への喫煙場所設置も禁止する。紙巻きたばこに加え、加熱式たばこも規制の対象とする。違反した場合は飲食店店主らに5万円以下の過料を科す罰則も設ける。
経営者は自分で決めた方針なんだから別に肺なんか両方潰れて死ねばいいんですけど、従業員がモウモウの毒ガスの中を出入りして健康を害するなんて馬鹿げてますからね。
問題は「吸う人の健康」ではなくて「吸わない人の健康」なんですよ。
ここを、喫煙者はわかってない。
「そんなところで働かなければいい」って、タバコのこと真剣に考えたこともないオッサンらは言うでしょうけど、あんた自分の娘がバイトとかしてる店にも同じこと言えんの??
中には「嫌煙」的なことを言うと、「で?なに?」みたいにフーッと顔に煙を吹きかけてくるオッサンがいたりします。飲み屋なんかでね。
まだまだそういう意識の低い、それが「傷害」に当たりかねないという帰納的思考ができない、控えめに言って「アホ」な人は多いですし、もはや理屈の通じない重度中毒者として様々なところで冷遇されていけばいいと思うんですよね。
街の商店街のお店なんかは、やはりきっちり法律を守る、というよりは、あの手この手でのらりくらり、依存症たちの言い分をきいて「喫煙スペース」を作ったりするんでしょうねえ…。
近所の中華料理屋も、現在のところ「ランチタイムは禁煙」なんですよ。
それのみが理由でその店にはランチタイムにしか行かないんですけど、それでもランチタイム時、店の入り口のすぐ横に灰皿が置いてあって、食後すぐのあほたちがタバコ吸ってるんですよ、カッコつけた顔して。あほのくせに。
で、そんなに広い歩道ではないので、通行するベビーカーの親子・老人・学生、その他の人が、すべてそのあほが吐く煙をくぐって通らなければいけない。
でこの商店街、「歩きタバコ禁止」区域なんですよ。
喫煙し続けてるオッサンらは「歩きタバコ禁止」の看板や標識を見ると「立ち止まってなら吸っていいんだよね?」っていうスーパーギャグをお持ちなんですが、あの中華料理屋の灰皿は、歩きタバコとなにが違うんですかね?
ちなみにこの商店街には一応公式ウェブサイトがあるんですけど、「問い合わせ」のリンクがない。
おそらく、古くからいるタバコ屋(米屋と合体してる)の主人が、商店会で力を持ってるんでしょうね。
このタバコ屋も、道路に灰皿を設置してて、商店街の歩行者に無神経に煙を吐きかける人らを集めてます。
先日見たら、そこのお孫さんをおばあさんが抱いて、その煙のあたりもウロウロしてましたから、おそらく、ですけど子供への健康被害とか、WHOの出してるデータとか、この人らっていっさい知らないんだと思います。
というかおそらくJTの言いなりになってるだけ。
持ちビル・持ち土地のある家なのでそもそも経営なんかどうでもいい。
儲からなくても辞めなくていい、そういうお商売のようで、もうこうなるとこちらから「気づけ〜趨勢に気を配れ〜」という、念を送るしかない。
サイゼリヤ、モスバーガーなど、家族づれ・お子さん連れのお店が全国規模で「完全禁煙」を実施してくれること、そしてそれがはっきり、売り上げ増につながることを、すべての店主に気づかせてくれる日を、待ちましょう。