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SCANDALのFeedback! 「MAMI WEEK」にぶち当たってA賞を当ててもたわたくし

投稿日:2018年8月3日 更新日:

 

わけあって東京・渋谷を歩いておりました、夏。

曇りがちではありながら、湯の中を歩くような暑さの中。
おや…あそこに見えるあの文字は…なんぞ…暑さで目がかすんでおる…

おおっ!?

ここは「Feedback!」。

「SCANDAL」のオフィシャルアパレルショップ、です。



この「テイクミーアウト」、連続で150回くらい聴いたわ。

身体から湯葉が取れるのではないか、と思うほどのだるだる感を感じていた私は「こんなところに、こんな店があるものかねえ…!?」と、フラッと入ってしまいました。

店内には綺麗で、可愛いグッズとおしゃれな服が並んでいました。

 

ホええ、なんて言いながら、良いものありますねえ!
なんて眺めていると店員さんが、「今、ガチャガチャやってるんですけど」と話しかけてくださいました。

「今ガチャガチャやってる」という文字列、あまり聞きなれなくて聞き返してしまいましたが確かに店内にはガチャガチャ(上下二段)がありました。

↑左の後ろに写ってますね。

え、そう、です…か…?と、なんとなく記念というか「せっかくなので」発動というか、良いでしょう!やりたい!ということでガチャを引くことに。
出てきた玉を開けると、中には赤い玉が入っていました。

 

A賞…。

非常に申し訳ない。
A賞(Tシャツ)を当ててしまいました。

次にガチャをした青年も、赤玉(A賞)。
連続赤玉。

私の次に挑戦した、スキャちゃん大ファンの男性は、なんと最上位、S賞。

ぱかっと開けると、金色の金玉が入っておりました。
S賞は「MAMIさんサイン入りTシャツ」。

いやぁ、喜んでましたねえー。

逆に、私がS賞を引いてしまったら申し訳なかった、と思います。
「サイン入り」などというものは本物の、すさまじいファンの手にこそ渡っていくべきものだと思います。
そういう人の手にあってこそ、輝くものでしょう。

「スキャンダル」実は私、ベスト盤→『HONEY』をけっこう聴いてまして、なんというか「単なるガールズバンド」という範疇をすでに軽々と超えてるなぁ、といつも感じています。

よくわかってない、視野の狭い「男の、不良っぽいバンドこそ、バンド」みたいに思ってる、頭の凝り固まった田舎のチンピラ風情のロックおじさんには多分一生わからない範疇なんだと思います。いや、わからなくていい。近づかないでくれ。
残りの人生を、10代の頃好きだった音楽「だけ」聴いて、過ごしてろ。

あまり詳しくないし熱心なファンでもない私がどーこー言うのはおこがましいんですが、スキャンダルは2006年。
10代で結成され、もうバンドのキャリアが10年以上になるんですね。
その中で、ビジュアルも当然ですが、楽曲もかなり変遷してきてるんですね。
これがすごい。すごいことです。

それは、新たなファンを獲得するために有効に働く、という意味もあるし、昔からのファンを飽きさせず新しい地平を見せ続ける、という意味もある。
ファンの中にはもちろん「昔の方がよかった」っていう人、必ずいると思うんですけど、「じゃかましわ」と強く思います。

放っておいても時間は流れます。
自分は一切変わりたくない・変わらない、というより「変われない」悔しさからか腹いせなのか、アーティストにも「昔ながらの」を求める傾向を持っている人というのは、少なからずいますよね。

「変わっていくもの」という大前提が受け入れられない人。

確かに、ゴッホとか縄文土器とかならば、自分が生まれたときにはすでに変遷はストップしてますから、「あの頃が良い」と断定することは可能です。
評価を確定することはできる。
「青の時代(ピカソ)」とか。

だけど現役アーティストは同時代を生きて活動してますから、その時代の感性を浴びて、変化していくんです。

そりゃ「昔ながらの」という要求がすごすぎて、「そのまま」を維持しようと必死の努力をなさっている歌手の方とかもおられますよ。

総じて「ナツメロ」という。

そういう場合には「割り引いて見るしかない」という特殊事情が発生して、客観的には「もう見てられんわい…」となる例も、ありますよね。

変わらざるを得ない時代の流れを自分から先につかまえて、自分から変わっていくのがアーティスト。
変わることを恐れ億劫になり、すべてを自分以外のせいにして他人を批判することを娯楽にしているような人たちは「昔と変わった」「前の方がよかった」と言い、自分を安定させようとします。

 

そんなものは、無いんです。

「前の方が良い」なんていうことは、存在しない。
「前も良かったけれど、今も良い」んです。

そんなに「今より昔の方が良かった」んなら貴方はタイムマシーンを器用に作って、過去に戻って暮らしてください。
それでも、「タイムマシーンを作ったことを経て」るから、前の「昔」よりは、良くなってしまうんですけどね。

アルバム『HONEY』。

これの1曲めは「プラットホームシンドローム」。


↑のPVを見ると、冒頭、MAMIがギターのアンプのスイッチを入れて…RINAとドラムとロゴが映り…おもむろにHARUNAのギターが鳴る、という風に始まりますよね。

鳴る音と、腕のストロークは一致してる。

だけど、オリジナルアルバムを聴くと、なぜでしょう、1曲めの始まり、その、1音めが、1個、多いんです。

なんなんでしょうこれ。
この「プラットホームシンドロームの怪」。
ネットを検索してもこれについて言及している人はちょっと探したくらいでは見つかりませんでした。
これってなんなんだろう。いつか、ご本人らに確かめてみたい気持ち。

AmazonもApple Musicも、視聴ではAメロの途中から聴ける感じなのでちょっとわからないですね…アルバム買って確かめてください。

いや、待てよ…アルバム全部がそうなってるんだろうか。
私の持ってるアルバムだけ、なんらかの混入なんだろうか…。

MAMI WEEK

そういえば私が訪れた日、ちょうど「MAMI WEEK」だったのだそうです。

週替わりでメンバーがそれぞれ、自分の世界観を店内で展開し展示・即売をするスペシャルマンスリー。
ご本人たちもお店に現れて、ファンと交流をする…という特別な期間。

早い時間には長蛇の列ができていて、ご本人と涙と対面…という感じだったのでしょうね。

私が訪れた時には店内は落ち着いており、展示スペースとなっていた2階は、入れないようになっておりました。

こういう感じだったんですね。

これをミシンで、ご本人がダダダダっと作ってるとか。
なんとまぁ、手間のかかることを…モノ作るのお好きなんですね。

 

で、私は急にベルトを買いました。

FEEDBACK TOKYO

と買いてあります。

ベルトってどうせあんまり見えないですけど、それにしてもこのタイプのバックルのベルトするの、35年ぶりくらいかもしれない。

これが2,500円。
500円のお釣りで、もう一回ガチャガチャできるじゃねえか…そうですね…なんて、店員さんに相手になってもらいながら、その時店内にいた青年とも話をしていました。

彼らはもう、心の底からのファン。
「彼女らの魅力に完全にやられている」様子が、店内にいる佇まいでわかります。

そういうのっていいなぁ。

ファンの男女比は6:4だそうですが、いやいや5分に近づいてきている、という評もあります。
男性からは魅力を感じられ、女性からは憧れられる存在。すごいですねえ。

もし私が2回めのガチャで、S賞を引き当てたら、この彼に、はい、ってあげようと思ってたんです。

 

結果はC賞。

いや、C賞も立派な商品が並んでましたよ。
じゅうぶんすぎるほどに「500円なら買います」レベル。
つまり「ガチャはお得」だということです。

C賞はタオルホルダーとかサングラスとかクリアファイル&ペン&メモとか、色々あったんですけれど…。

これにしました。

アイロン式のワッペン。
ファンはこれで、買ったTシャツをカスタマイズするんですね。

私は自分のTシャツにこれをつけるか・つけないかで言うと「つけない」んですけど、その理由は「アイロンがないから」です。

これは2016年のツアーグッズなんですね。
いい感じです。

 

そして、先ほど1回めのガチャで当たったTシャツ(A賞)がこちらです。

うん、フラミンゴだよなんだよなんか文句あんのかよ。

黄色のTシャツを入手するの、生まれて初めてかも知れないありがとうございます。
生まれ変わるきっかけTシャツになるかも知れない。

お店を離れ、東急本店まで移動。
8階のレストラン街に、コーヒーの「TOP」がありました。
ふう…涼しい…涼しいぜ…空いてるぜ…穴場だ…。

というわけで今日は突然、予想外に「SCANDAL」の世界に接近しました。

これからも彼女らの音楽を、ずっと聴いていきたいと思います。
ライブに行く機会は…くるかなぁ…来て欲しいなぁ。

しかし、これはいつも思ってることなんですけど、「続いてる女性バンド」って、めちゃくちゃすごくないですか。

10年、交代もなく脱退も卒業もなく同じメンバーで、しかもライブでは一人も欠けることが許されない編成でやってる。

よくアイドルグループだと「今日は◯◯ちゃん無しの編成でーす」とか、あるじゃないですか。
私はあれ、「なんだよそれ」って思うんですよね。
え、◯◯ちゃんいなくても成立するんなら最初からいなくてもいいんじゃないの、って。
まぁ色々都合があるんでしょうけれど。

 

「続いてる、女性だけのグループがとんでもなくすごい理由」、なんですけどね。

改めてここに書きますけれど、これって、言い方を間違うと「引かれてしまう」んです。

だから慎重に読んでいただきたい。

女性の場合、どんな活動であろうが、グループで続ける限り「ほぼ絶対に、誰か一人はしんどい日」なんですよ。
1ヶ月は30日くらいしかなくて、その「しんどい」期間が前後10日間くらいあるとすると、1人ないし2人は、絶対に常に、仕事にしんどさがブチ当たることになる。

「全員しんどい」というタイミングもしょっちゅう、なはずなんです。

「ちょっとしんどいから休むわ」はそうそう許されないですから、こんなに大変なことはない。
あなたの代わりは、いないから。
笑顔で演奏、それもぼーっと突っ立ってるわけにもいかないですしね。
お薬で調整したりも、なさってるんじゃないでしょうか…大変だ。

そう考えると、生理もPMSもない男のバンドなんて、もう当たり前にフツーになんの苦労もなく騒いでるだけじゃねえか、みたいに見えてきて、腹立ってきます。

とてつもない努力と工夫と、才能の開花がないと、10年も人気を得たまま、変化しながら、続けることなど不可能なんですよおそらく。

なので「10年続いてる女性バンド」というのは、もうそれだけで、大尊敬の対象にしていいのです。

男性ファンには、今、私が書いたような女性ならではの苦労に思いを馳せ、その辺も考慮しつつ、最大の尊敬と畏怖の念をさらに彼女らに捧げ続けることを、命ずる。

今気づいた。

オフィシャルWEB SHOPが、ある…!

SCANDAL OFFICIAL WEB SHOP
https://feedback.official.ec/

開襟シャツって欲しいかも知れない…とか思い始めてたからこの夏、ちょっと考えてみたりしています。

そう言えばあそこにいた青年は、スマホケースを買うかどうか、悩んでたな。

あのあと、買ったんだろうか。

 

そしてガチャ(2回め)は何賞だったんだろうか…。

 







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