1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 文学

メタフィクション 303/365

投稿日:2019年10月30日 更新日:

METAHALF

「メタ」とは、ギリシャ語で「後の」「超越した」を意味する接頭語である。

この「メタ」という言葉は、今ではよく使われるが、メタフィクションという小説ジャンルは20世紀文学で、もっとも魅力的で成果を生んだ分野と言って良いだろう。

登場人物や表現技法、または世界観などについて、既存のフィクション作品を新たな視点で捉え直し、新しいテーマを盛り込んだり既存の素材に新たな視点を与える。

1922年に発表されたジェイムズ・ジョイスの「ユリシーズ」が、20世紀メタフィクションの最初の主要作品だと言われている。

ポストモダニズムの作家たちは、みなジョイスの影響を受け、過去の作品を作り直している。

ジーン・リースは「サルガッソーの広い海」を。
シャーロット・ブロンテは「ジェイソン・エア」を。

このメタフィクションの原型は、17世紀にミゲル・デ・セルバンテスが書いた「ドン・キホーテ」までさかのぼる。作中で登場人物のドン・キホーテとサンチョ・パンサは、自分たちの冒険そのものや別の作家が偽の続編を書いたことを知っていた。

 

(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)(“▽”)

1日1個、一年続けたら自動的に少しだけ賢くなるんじゃないかという実験。デイヴィッド・S・キダーとノア・D・オッペンハイムのベストセラー。小林朋則氏訳。歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野から、365日分の知識。この本を読みつつ、知ってるようで知らなかったことを初めて知りつつ、ああそうなんだね~なんて思いながら、ほんの少しだけ書くことを1年間続けています。最低限「360ページ以上ある本を読んだ」の事実が残れば、それでいいんじゃないか、と。「教養が身につくかどうか」なんて、知ったことか、と。

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