見たもの、思うこと。

「ゴジラ」の感想に思う、シン底シンどい人たち、キミの名は。

 

「シン・ゴジラ」の感想が種々、目に飛び込んできます。それだけの大ヒット、確かに嬉しい。
これは、「ゴジラ」のネームバリューが最大に活かされた、素晴らしい作戦結果だと思います。

同時に、「君の名は。」も大ヒット。
これが2016年に並んで大当たりしているという事実。なんとこの同名の2作は、1954年に大ヒットしているのです!!

ゴジラ君の名は

この男前はサダ刑事。いや佐田啓二。中井貴一さんのお父さんです。

さて、いろんな「シン・ゴジラ」の感想を読むにつけ、ある傾向があることがわかります。「絶賛!」な感想はエヴァファンも含め、ああ、楽しんでいるな〜的な熱量が伝わってきて「皿まで舐めるぜ」チックな化け猫傾向があっていいんですが、どちらかというと批判的な感想や記事っていうのには、ある特徴があるんですよね。

それは「あの政府の対応が」「団結していく政府、国家が」的な視点で論を展開している人たち。

 

この2つとか。

「シン・ゴジラ」が描く日本のナショナリズム
http://m.jp.wsj.com/articles/SB10131342344550994625404582294492983235410?mobile=y

『シン・ゴジラ』は残念で『君の名は。』は素晴らしかった3つの理由
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52090321.html

いや、上の、WSJの記事なんか、映画見なくても書けるような気がするぞww
というか、結論決まってる段階から映画見たら、どうやったってそういう記事になりますよね。

政府がゴジラに対応する、っていうことを描く内容だから、「ゴジラに対応できた、ってことは政府内で上手くいった」っていうことでしょう?
政府や内閣が、問題はありながらも克服してなんとか事態を収めるっていうことを、最初から「独裁的」とかそういう視点で「反アベ」というアホっぽい角度つけて見てるから、本当「どこ見とんじゃボケ」とテツがホルモン屋へ怒鳴り込んでくるレベルの内容になってしまうんじゃないでしょうか。

政府や行政が対応しなかったら、ゴジラとか出てきたらじゃあ、どうすんの?
民間のすごい科学者とか企業人が、なんとかすんの?
最近、順番に全作観ていってるこの俺が言うけど、

「ゴジラ対メガロ」見たことあんのか!!???

 

そういう、「政府を頼らない」感じ?

災害そのものである怪獣の襲来に、公の活躍をほとんど描かないリアリティのなさを突き詰めていった結果、ゴジラは「誰もそもそも対応できないしょーもないヒーロー扱いの着ぐるみのトカゲのおっさん」みたいになっていったんですよ。なんとか「ビオランテ」以降盛り返したものの、2016年にゴジラをちゃんと描こうと思ったら、やっぱり「イチから」やるしかない。

この場合の「イチ」というのは、「ゴジラがこの世にいない世界」です。
人々が、初めてゴジラを見る世界。

そうなったら、あらゆる災害と同様、対応するのは行政です。
政府が「なんとかする」。

これを描くのが、今の時代の「ゴジラだろう」という結論になる。

「誰かすごい人が出てきて家族を失って泣き叫んで人気ボーカルグループの曲が流れてスローがあって秘密兵器で光って白くなってフェイドアウトして抱き合って遠く見て終わる」、みたいな感じにならなかったのは、もうそれだけで金字塔だと思いますけどね。

今書いたようなことを飲み込んで、その上でいい意味で上手く無視して観ないと、楽しめないとも言えると思います。

 

まさにこれ。↓

素晴らしい感想というのは、こういうのを言うんじゃないでしょうか。
漫画家・吉田戦車さんのツイート。

「君の名は。」も観たいなぁ!!

 

 

※追記
観た。

「君の名は。」を観てきた俺の名を言ってみろ!!

 

 

 

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