それは、このうえなく優雅な事件。
フェルメール展
https://www.vermeer.jp/
フェルメールという人は、ものすごく寡作なんだそうです。
はっきりと「フェルメール作である」と言い切れる、現存する作品はなんと、35点しかないんです。
これが、とうぜん世界中のコレクターや美術館に散らばっている。
今回、その内の9点が同時に来日するというんですから凄いことなのです。
優雅な事件なのです。
入場料2,700円について、絶妙な答えをした人が、いたもんです。
フェルメール展のチケットが2700円は高い→いいえ、実質タダです!→「そっかw」「チケット買う決心がついた」同意の声多数
https://togetter.com/li/1286451https://twitter.com/yotii23/status/1060193576812871680
そうなんですよね。
少なくとも実物を全部、いや十数点に近づこうと思ったら、旅費だけで200万は絶対にかかる。
そしてその時間。
「実質タダ」は、言い得て妙ですねえ…。
この35点すべてを一生のうちに全部肉眼で視よう、とライフワークにしている人たち、全世界にはたくさんおられるようです。優雅じゃのう。
やってきました上野公園。
その背後には、これががあります。
彰義隊の墓。
「上野戦争」は1868年(慶応4年)。
旧幕府軍と新政府軍との戦闘でした。
薩摩の雄・西郷どんは、彰義隊に背を向けて立っている…なんて言われてしまってますが、どうなんでしょう、配置的に仕方がないんじゃないんですかねえ…「3153」という施設が出来てました。
UENO 3153
http://ueno3153.co.jp/
「西郷像を屋上とする」商業施設。
看板が。いわゆる「Milk Maid」。
『牛乳を注ぐ女』ですね。
館内に入ると、音声ガイドは石原さとみ。
これで2,700円のどこが高いんじゃ出てこいアホンダラが、と言いたくなりますねw
東京開催は2019年の2月3日まで。
な〜んだ年越してもまだやってるのか…って、思うんです!誰でも一回はそう思う。
だけど、まぁ1月の中頃、正月も終わったし次の週末に…なんて思って行こうとしてみなさい。
まず、チケット取れませんから。
私、13:00のチケットを予約して赴いたんですが、12:30の時点で、もう行列なんですよ。
あ、これはいかん、いかんですよ…と思いました。
13:00の回は、14:30まで入場できるんです。
なので、まぁ先にお昼を食べてくる作戦でも良いかな、なんて思って、いったんここを離脱。
戻ってみたら、さっきの5倍くらい並びましたw
30分くらい。
チケット持ってて、それですよ。
当日行ったら入れるだろう、なんていう考えは、いったん燃えるゴミのゴミ箱に捨てましょう。
まぁ、ものすごい人。
なんだか途中で「俺はおばあさんのつむじのニオイを嗅ぎにきたのか??」と錯覚するくらい、おばあさんばかりでした。なんで????
今回は図録とか買わなかったけどグッズ、充実してましたよ。
レジもものすごい並んでたけど。
世界を股にかけるタイプの人じゃないのに「フェルメール本物見た!」って言えるって、けっこう凄いことなんじゃないか、と思います。
あ、2012年の「マウリッツハイス美術館展」には『真珠の耳飾りの少女』、来日してたんでしたね、思い出した。見たかった。
※上野公園、上野の街じたい、もうとんでもない人出だったんですけど、どうやら今日(2018年11月14日)、「埼玉県民の日」らしいですね。関係ある?絶対あるだろうw!!
埼玉県民の日
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0301/kenminnohi/index.html