UFOはいるか?
UFOがいるかいないか、あるいは、すでに地球に来ているか
来ていないか、この問題もながらく議論されているトピックです。


どうやらNASAがすでに宇宙人とのコンタクトを遂げ、壊れたUFOを
修理しその超科学技術を提供してもらうことと引き換えに地球での
活動を黙認しているとかいう噂は耐えません。
アメリカにはすでに、宇宙人の基地らしき施設まであり、その場所は
地図にも載っておらず、上空を飛ぶ事すら許可されないという。


それを聞くと、「あぁ、隠すべき事実がすであるんだ」と思わざるを
得ません。
世界じゅうに無数にあるUFO目撃談も、そういう国家的謀略(その
予算がなにを隠れ蓑に計上されているのかは知りませんが)が
あるなら納得できます。


そして、優れた計算式で算出可能な、「地球外生命体の存在確率」。

この広い宇宙、いまだ膨張し続ける宇宙において、地球のある
銀河系を超えた全ての地域で、地球人と同等あるいはそれ以上の
知的存在が、いないはずがない。


ロマンティックなイマジネーションとともに、その存在は肯定されて
いくばかりです。


それを「宇宙人などいない。UFOなどいない」と言ってしまうと、
たちまち「夢のない人」「ロマンを解さない野蛮人」みたいな評価を
くだされてしまいます。

最初から、一般人には証明のしようのないジャンルですから、いる、
いないでいうと「いる!」と断言しておいたほうが無難なようです。

しかし、はたしてそうでしょうか。


以下の考え方に、同意してください。

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著名な動物の研究者ジャック・スタンベールが、貴重なワニの調査に
乗り出しました。

ヤブ蚊やヒルに悩まされながらもたどり着いたジャングルの沼地。
そこには凶暴で謎に満ちた「ゲシュタポワニ(架空)」が生息してい
ます。

ジャックはゲシュタポワニの生態を克明に知るため、
いったん捕獲し、電子タグと電波発信器を取り付けることにしました。

野生のワニの捕獲は困難を極めます。
殺しても良いのであれば、ライフルで撃てばよいのですが、生け捕り
作戦にはそうとうの苦労が必要です。

ほ乳類になら通用する麻酔弾も、ゲシュタポワニの厚いウロコには
歯が立ちません。
ジャックは、ゲシュタポワニの大好物である
チャックベリーウサギ(架空)の肉に、麻酔薬を混ぜることにしました。

待つ事4時間。
ようやく現れたゲシュタポワニは、迷う事なくチャックベリーウサギ
の肉に食らいつきました。

4mを超す大きなワニですが、少々手こずっているようです。
なにせチャックベリーウサギは、5mを超す巨大ウサギだからです。

ゲシュタポワニはどういう生活をしているのか。

ジャックの追跡が始まりました。
なにせ生態のほとんどわかっていないゲシュタポワニです。
その行動範囲がどのくらいなのか、見当もつきません。
ジャックをリーダーとする調査チームは、無線で連絡を取り合い、
半径2.5kmを24時間態勢で見張ることにしました。
ところどころに、赤外線の監視カメラも設置しました。
夜の行動も、ゲシュタポワニは謎に包まれていたからです。

さいわい今回のターゲットのワニは、同じ川岸からまったく動きませ
んでした。
麻酔薬のしみ込んだ肉を平らげたあとは、ほとんどまったく動かなか
ったと言ってもいいでしょう。

予想外の余暇を楽しんだジャックを始めチームの面々は、
それはそれは思い思いの服装で、ゲシュタポワニの捕獲に
向かいました。

捕獲に成功し、再び川岸に戻されたゲシュタポワニはその後、2時間
ほどで正常な活動を再開しました。

動きが戻ってからの最初の行動は、「肉を全部吐く」でした。

ジャックはオランダの研究所に戻ったあと結婚し、2児をもうけてい
ます。



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さて、ここで考えてください。
ワニは、自分がなにをされたか、知っているでしょうか。

エサになにか薬品が仕込まれていたこと。
自分を、大勢の人間が注視していたこと。
自分の背びれ部分に、
電子部品でできたタグがつけられていること。

なにひとつ、ワニが知っていることはありません。

ワニは普段と変わらない生活に戻っています。

これが、ワニなどではなくもっとか弱い小動物であっても同じです。

麻酔など使わず、半ば強引に抱きついて捕獲されたとしても、
自分が何のために一時的に捕まり、なんの目的で再度放されたのか、
そしてその後どんな風に監視され、どの様に記録されているのか。

知る由もなく、知る方法もありません。

逆にいうとそれらは、「人間だから」できる行為です。

ワニと人間との間に、それくらいの「知性の差」がないと、
調査などできないということです。


ワニの調査に、ジャガーが乗り出すことはないのです。

人間だからこそ、ワニになんの疑問も抱かせずに(たいした危害も
加えずに)捕獲ができるのです。

そしてその調査で、
「ワニを捕まえに行った調査団が全員ワニに捕まり巣に監禁されて
いる。食料は与えられているようだが」

ということは絶対にありません。


捕獲者と被捕獲者に「知性の差、ギリギリ」という状態は
あり得ないのです。

もっと簡単に言いますと、
その動物の生息地へどうどうと調査に乗り込めるからには、

「圧倒的に殺戮できる」能力が必要になるのです。

圧倒的にというのは、「気づかれず、反抗もされず、絶滅」
させることを指します。

さいわい人間は乱獲や密猟を目的としない限り、そこまで残酷な
狩猟をしないことになっていますが、本質としては圧倒的な凶暴さ
を、他の生物に対して発揮できます。


ここまで書けばすでにお気づきの方が多いのではないでしょうか。


はるか何光年という彼方から、「乗り物が壊れる」というような
リスクを犯してやってくる種族が、本当にいるでしょうか。

よくわけがわかっていない他の星の生物に修理してもらう可能性が
あるいというレベルの科学技術力の生き物が、大した目的もなく
旅してくるでしょうか。


来るならば、圧倒的な態度で訪れるはずです。

そう、「ワニを捕まえる」というような発想です。
絶対に、いきなり友好を結ぶためになど、来るはずがない。
皆殺しにするために、くるはずです。

それは、この地球を奪う、我が物にするという目的でしょう。


おい、ちょっと待て、しかしだ、人間に気づかれないように調査
しているかもしれないじゃないか、と言う方もおられるでしょう。

まことにその通り、正しい考え方だと思います。

ジャックがゲシュタポワニを捕獲したように、圧倒的な知性の差は
あれ、やさしさと慈愛に満ちた研究者魂で、また気づかれないように
放してあげている、と。

方法はわからないが、われわれは気づかず、幸せに生活できている
のかもしれないじゃないか、と。


そう考える時、では、人間が追い込んだ、数々の絶滅種のことを
思いだしてみることはできないでしょうか。

人間の文明が進むなか、人間に不必要な動物を「害獣」「害虫」と
薬品で殺し、毛皮やツノ・キバを獲るためだけに絶滅させた動物が
どれほどいたでしょう。

現在でも、絶滅に瀕した動物たちを数えれば枚挙に暇がありません。

文明が進んで行く時、その理念は「征服」を肯定します。

地球人が「地球を守ろう」と言い出したのは文明が進み始めたから
です。科学文明がまだなかったころは共存していた自然を、自らの手
で叩き壊し動物を虐殺した後、「動物を大切に」という考えも
芽生えました。

最先端技術の結集であるはずの宇宙の旅をいとも簡単に成し遂げる
地球外生命体、それも地球人にはまったく不可能な、太陽系以外から
の飛来をこともなげに実現している文明を持つ生き物が、着陸した地
にへばりつき生きている、遥かに劣った知性のゴミ虫を、
放っておくとは到底思えません。

つまり、「UFOが来た時はすなわち人間が絶滅する時」なのです。
そんなつもりでなければ、UFOはやってきません。

そう、人間が絶滅していないという現時点での事実、
それが「UFOはいない」の証明になるのです。


注:この文を読んだ1秒後、
そのUFOの攻撃が始まるかもしれませんが…。
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