喫煙論1
日本でのタバコの喫煙率は男性は減少傾向だが、
女性は増えている。
おそらく、女性の方が男性より馬鹿だからだろう。

バカな人間がバカバカ俺のバカあぁもうやめよう、
と言い出して知れ渡っている時期に、
アラそれいいわねと食らい付くやつが馬鹿でなくてなにか。

男より賢い女ももちろんいるが、総数では圧倒的に女が馬鹿。
そういわざるをえまい(たまたま正月特番で
細木数子がテレビで言ってた。多くの女は男をバカと
内心罵りながら、
その男に色気を振りまいてコビを売る。
だから女は馬鹿にされるんじゃ!と。まったくその通りだ)。

タバコを、なんで吸うのかと言えば。

それは、「かっこいいと思っているから」 である。

タバコに関するアイテム(灰皿とかライターとかBarとか)
をかっこいいと思う気持ちもさることながら、
10代のころ、ゲホゲホむせながら隠れて吸った時には
「なんでこんな不味いものを!」 と思ったにも関わらず
その後吸い続けた理由は、「かっこいいと思うから」である。

リラックスできるからとか落ち着くからとか口寂しいからとか、
ついでにいえばニコチン中毒だ、
というのも、半分はウソだと断言できよう。

かっこいいと思っていないなら、
きれいなネエちゃんが人前で
うすぎたない煙を口あけてプわはーっと吐くわけがない。
完全に「かっこつけたい時」に、タバコは吸われるのである。

現に「かっこいいと思ってるからだろ?」 
と問いかけてみるとみな同じように、
同じような微妙な表情をする。

言われてみればそうだなあ、うん、それはあるかも、と、
隠していた気持ちを
言い当てられたかのような照れくさそうな感じである。

「えっ!?」とほんとに
初めて気付く勘のニブい鈍牛は、このさい放っておこう。
肺が破裂するまで気づかずに吸え。

考えてみるに、
たとえば甘いもん好きなひとが常に
角砂糖を持ち歩いているというのはあまり聞いたことがないし、
いくら酒好きなご仁でも
実際にブランデーの小ビンをかばんにしのばせている人は少なかろう。
しかしタバコは、
常にどこかに入れて持ち歩き、なくなったら
即座に買い足しいつでもスッと出せるようにしている
携帯電話よりケータイと呼んで差し支えない物だ。

それは、異常だろう。
せまくるしい喫煙席を必死で確保して、
他人の煙に顔をしかめながらも
我が煙と同じだと言わんばかりに、その白煙の中で飯を食う。

ちょっと、それも異常だ。

かっこ良さの基準にはそんなに多くのパターンはない。
多くのかっこいい俳優やミュージシャンや
モデルがタバコをカッコ良く吸うのであれば、
それはすなわちかっこいいアイテムということになり、
そのかっこいいアイテムを自在に操れるとなれば、
モデルでなくとも自分は自動的に、かっこいい存在ということになる。

以上の図式で、常態的喫煙者ができあがるのだ。
健康上や経済的な理由で、
なんとしてもタバコを吸わなければ人生が立ち行かない、
という人はこの世には存在しないのであるから、
要するに彼ら・彼女らは『中毒』の名に隠れた
「ええかっこしい」なのである。
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