stand the world

徳田神也のblog。理詰め&BLUES。

おんな城主 直虎第四十四回「井伊谷のばら」

   

https://twitter.com/nhk_naotora/status/927052880309301248

 

いいのやのバラ…まさか…

 

熱血キャラ・万千代(直政・菅田将暉)。

ドラマとして、これから出世街道を驀進する直政と、井伊谷でいわば遁世している直虎(柴崎コウ)らの対比を描き、大きなうねりにある戦国時代の中で、静かながらも「盛衰の両面」を見せてくれているんですね。

「ベルサイユのばら」は言わずと知れたフランス革命のお話でしたが、そんな名前で「フランス革命を起こすぞー!ウィー!」と言って始まったことではないですよね。もちろん戦国時代も「今は戦乱の世じゃが…」とは認識はあったであろうものの、「今は、戦国時代です」とどこかに発表されるものではないし、そもそも戦国時代って、室町時代でしょう。それとて「室町時代の末期」というのは後世に名付けた言い方であって、それが当たり前だと現代から思っていると、昔の感じを見誤る気がします。

 

信康爽やか死

のちに織田信長(市川海老蔵)に切腹を申し付けられる信康(平杢生成)はやたら好青年に描かれており、その爽やかさはとうぜん、悲しいフラグに見えてきます。
信康は瀬名姫(菜々緒)との間に生まれた嫡男だったのですが、けっきょく今川出身の母・瀬名姫(築山殿)が切腹の遠因にもなるのですから、皮肉なものです。この辺には色々な説があるらしく、それ自体がドラマの題材になるくらいにドロドロした愛憎入り乱れるものを感じます。

優秀そのものであったと言われる信康が死に、結局徳川の二代将軍は三男の秀忠になるのですから、不思議ですね。信長に命じられたら絶対に逆らえない。この時期には、そんな状況がずーっと続いていたということです。本能寺の変に、本当に家康(阿部サダヲ)は、なんにも関わっていないのか…??

 

異例の大出世

刺客から、家康の命を救う万千代と万福(井之脇海)。
家康暗殺を企てたのは誰なのか。
武田に通じる者ではないか、と榊原康政(尾美としのり)は喝破しますが、つまり信康付きの者が家康を狙った、というのも「信長に対する謀反の気あり」とされたことの、傍証になるわけですね。それが次回(第四十五回「魔王のいけにえ」)に繋がる…のかっ!

祐椿尼(財前直見)が病床に着く頃、万千代に知行・一万石が与えられました。

 

い、10000ごく…!!!???

驚天動地の知行高です。
石(こく)というのは、コメの単位。

一合(ごう)が10で、一升。
一升が10で、1斗(と)。
一斗が4で、一俵(ぴょう)。
一斗が10で、一石。

時代によって誤差はあるのでしょうが、1合は約150gだそうなので、1石はその1000倍。一石はコメ150kg。

一万石は、その1万倍。
つまり1500トン、ということになります。

もちろん「知行(ちぎょう)」というのは「はい、米。倉庫にあるから食べてね」というものではなく、「動員力」を表す単位でもあった。時代によって変動するのでしょうが、一万石の家からは100人から250人くらいは兵を出さないといけなかったんですね。逆に言えば、「色小姓」扱いだった万千代が、一気に「戦闘員100人以上の長」レベルになったということです。

 

平和とはなんぞ

「ご初代様の井戸」のほとりで、なぜか井伊谷で万千代と言い合いをする直虎。
戦国の倣(なら)いに逆らい、ゴネているように見える直虎。
「おんな城主」でなくなってからだいぶ経つにも関わらず「家督は譲らぬ」と言い放つ。家督ってこの時点で、まだおとわにあるんですかね…よくわからん…平和的な言辞としては、戦国の流れに逆らうことは素晴らしいのかもしれませんが、結局それは「平和的」ではないんですよね。これって現代の平和に関する考え方とも関連してきます。

「せーの」で一気に地球上の兵器と侵略心が消滅するなら、「ゼロからスタート」で平和になるかもしれませんが、それが叶うには地球外から来た知的生命体による全面的な攻撃が必要になるような気がします。

たぶん人間は、自分の領域を守るため、資産を守るため、家族を守るため、たとえ木のスプーン1本しかなくても戦争をします。それが今、核兵器にまで成長してしまっている。「平和を願う心」は絶対的に正しいんですが、一方では武器も持たないと、平和は保てないのです。悲しいかな、それが現実。

たまたま、本当にたまたま井伊家には直政という、赤鬼とまで言われ徳川四天王にまで登りつめる傑物が出現しますが、今川・徳川・武田・織田などの東海争奪戦の中で、二度と再興できずに没落した家なんてたくさんあるでしょうし、口先だけで「平和」なんて言ってても、端から侵略され殺されていく時代には、大した意味は為さないのですね。
天正8(1580)年の段階で「平和憲法」がもし日本にあったら、「ふっっっっ」という、全国からの嘲笑が聞こえて来るでしょうね。

 

今回の「直虎紀行」は、ここでした。
田中城址

 

 

 

これブログランキングなんですけど、
ポチッと押してもらえると上位へ(o^∇^o)ノ
よろしくお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

12345 (まだ評価されていません)
Loading...

楽天モバイル

 - おんな城主 直虎 , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,