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徳田神也のblog。理詰め&BLUES。

「憲法改悪」にいたる思考はどうなっている!?

   

 

ゴールデンウィーク、いかがおすごしでしょうか。

「どこがどうゴールデンやねん」という怒りとともにお過ごしのみなさまがたにおかれましては、そもそも「黄金週間」はその昔、映画業界が言い始めたキャンペーンの名前である、ということも心の片隅に置きつつ、頑張っていただきたく存じますさて、先日、元大阪府知事・大阪市長の橋下徹さんのツイートが目に留まりました。

日本国憲法第9条には

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

と書いてあります。

ふつーに読めば、「陸海空軍その他の戦力を保持しない。」ということが書いてあるとわかるので、もし憲法を一言一句カンペキに守るなら、戦闘機とか戦艦とか戦車とかを持っていてはいけない、ということになります。

でも実際には、自衛隊がちゃんとある。自衛隊には戦闘機も戦艦も戦車あります。
ということは、今、状態としては「憲法違反」なわけです。

 

これを正すには、憲法か、自衛隊か、どちらかを変えるしかないですよね。

で、「自衛隊がある」ことは悪いことなんでしょうか。

軍隊がないとヤバい、というのは誰でも知っていることなので、あ、そうか、ヤバいのは、実態にそぐわないのに「陸海空軍その他の戦力を保持しない。」と書いてある憲法の方なのだと、割とすぐ気づきます。順を追って話せば、小学生も理解します。

「自衛隊を保持しても良い」と改正しないといけない。

橋下さんは、それを言ってるんですね。
これは、どう考えても正しい。
正しいとしか考えられない。反論のしようがない。

「憲法9条を守れ!」と言っている人らは、まず「憲法の条文こそが正しい、だから変えてはならない」と、どうやら思っているようなんです。つまり「陸海空軍その他の戦力を保持しない。」というのが、正しい。その「正しい」というのは「理想としては」正しいっていうことですよね。
武器持ってるから人がたくさん死ぬ。だから持ってなければ死なない。そう書いてあるんだから、っていう。

できれば自衛隊はなくす方がいい、と思っている。いや、それも正しい。その「正しい」というのも「理想としては」正しいっていうことです。

「うん、自衛隊は〜軍じゃないから〜」などと言い出すパターンもあります。

要するに「頭の中で都合よくごまかしている」としか思えないんですよね。

 

なんでそうなるんだろう。

このツイートには賛意を示す、多くの人のコメントが並びました。
橋下さんのこのツイートは、こんなに短いのに、正論としか言いようがない。全く、つけいる隙がない。その通りだ!という人が多いのは、当然のように思えます。

そんな中、こういうコメントが付いてたんですね。

※↑これは画像キャプチャです

 

え。

読んでみて、パッと意味わかります?これ。
まるで橋下さんの意見に賛同する感じのトーンなんですけどw、

憲法改悪は、自衛隊員らを、米国の多国籍企業や軍需産業の利権を守るための、米国の覇権を葵ための干渉戦争に参加させるから、絶対に反対です。自衛官らを守るためには、平和憲法は絶対に必要です。

まず「憲法改悪」と書いてある上に、アイコンは共産党の志位委員長。
共謀罪反対、が名前に含まれていることでも、ああそういう感じの人ね、ということがわかります。

たぶん個人情報保護法にも反対で、
橋下府政にも反対で、
TPPにも反対で、
豊洲市場移転にも反対で、
脱原発に一票、なんでしょう。

まぁそれはいいんですがw、

憲法改悪、ってことは、「憲法をいじること自体が悪」という意味ですよね。
とにかく、触ってはいけない。
なぜ触ってはいけないか。

日本が平和なのは「戦争をしないと書いてあるから」ってことですね。

この「憲法改悪は」がどこにかかるかというと、途中の「絶対に反対です。」にですよね。

最後に「平和憲法は絶対に必要です。」と書いてあるので、憲法条文にある「陸海空軍その他の戦力を保持しない。」が条文そのものが、平和を守ってくれているという認識であると思われます。

この人のことを悪く言いたいのではなくて、その、論理というか、どういう順番で考えてそういう結論が出るのか、その思考の回路にとても興味があるのです。

普通は、すでに書いたように、

自衛隊(軍事力)は必要

それがもうある

憲法には書いてない

ちゃんと書こう(改正しよう)

となるはずなんです。

トンカツ定食が人気

それがもうある

メニューには書いてない

ちゃんと書こう(改正しよう)

ですから。

もしトンカツ定食で食中毒が出た場合、「メニューにないから知らん」では済まないですよねww

件のコメントを再度読むと、

憲法改悪が「絶対に反対です。」な理由は、「干渉戦争に参加させるから」だそうです。
憲法を「軍事力を保持する」と書くと、アメリカ主導の戦争に参加させられるから、ということですね。

 

いや、書いてても、書いてなくても、戦争は起こります。

アメリカ主導の戦争ばかりではないですし。アメリカ抜きでドンパチやりまくってるから、アメリカが進出してるわけですし。ロシアも同じ理屈でどんどん出て行ってますし。

日本の憲法に戦争はしないと書いてあるから、日本にだけ戦争は起こらない、というわけにはいかない。

当たり前ですけど、日本国憲法を守る義務があるのは日本だけです。外国は守ってくれません。知ってはくれてるだろうけど、尊重はしてくれるだろうけど、まさか軍隊のことを認めていないとは思ってないでしょう。まさか、ちゃんと明記してないなんて。それのどこが平和憲法なんだ!?と呆れられるかもしれない。

「軍隊があることを書いて、その軍隊をどう運用するか」をちゃんと書かないといけない。

トンカツ定食があることをきちんと書いて、「その定食に関する衛生面をどう管理するか」を明記しないといけない。

この方には「今の憲法では自衛官を守れない」という理屈が理解できないのですかね。

いや、

憲法に戦争はしないと書いてある

だから戦争はしない

今平和

軍隊があると明記する

戦争に巻き込まれる

っておかしくないですかwwww

「書いてあるから起こる」と考えている。

 

「書いてないから大変」ではなくて、「書くと現実化する」と。デスノートですね。「ウィングノート」ですね。なつかしい。

ウィングノート

 

これって、トドのつまり、「言霊」ってことなんですよね、コ・ト・ダ・マ。

スピってる方々は大好きな「言霊」。
言葉にしたことは叶いますから、感謝や希望は、言葉にしていきましょう〜っていうやつ。

そう言っているうちはそんなに罪はないですが、これは「不吉なことは口にすると現実化する」という面と、表裏一体なんですよ。

物騒な、縁起でも無いこと言うんじゃねえ。ほんとになったらどうするんだ。そう願ってるのか?テメエ。

…って言う思考回路。

これは、古代からわれわれ日本人に染みついている感のある、もはや「信仰」なんですよね。

実際は「戦争が起こったら」と言うマニュアルを、作っておかないといけない。
なのに「戦争が起こった時!?何それ!?戦争が起こるとでも言いたいわけ?戦争したいわけ?」とヒステリーになる。

大きな地震が続いた最近では、「防災マニュアル」が出来上がっていて、いやそれは前からあったんだけど、「ちゃんと、その時どうするか、どう対処するか、その責任の所在はどこにあるか」を明記しておくことが、いざという時に迅速に、的確に動ける指針になると言うことがもう、はっきりしてきてますね。

その意識は、日本人にちゃんと広まっているはずなんです。

 

でも、「戦争」についてはなぜか恐ろしく「言霊主義」な人が多い。

軍学共同反対アピール署名
ttp://no-military-research.jp/appeal-shomei/

こう言うことを、真顔でやっている人たちがいるんです。
残念ながら賛同者の総数は、2300人くらいしかいませんがwww

↑のサイトのトップには

学問・研究は平和のために!

と書いてあります。

例えば
・平和とは何か
・平和な時の過ごし方
・平和な時期の文学
・平和に裏ドラが乗ったとして

など、平和な時に「平和について」研究しても、戦争は防げません。
戦争を知らないと、戦争は防げないんです。

「どうやれば食中毒を出さずに済むか」を研究しないと、食中毒は防げないでしょう?

なので、「戦争という単語」「軍事の研究」さえ遠ざければ平和が維持できる、と思っている、このサイトに名を連ねている大学の教授さんの生徒は、少しかわいそうだなぁと思わずにはいられません。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

という言葉があるように、敵・己どころか「戦うとは」を知ろうとしないと、勝てる見込みなどない、ということですね。

でも、「戦うとは何事か!」と怒っているのがいわゆる「平和主義者」なのです。

平和で何もない時には言っていられますが、いざ外国が攻めてきたりミサイルが飛んできたりして、国民が万単位で死ぬ、となったら、どうするんでしょうか。

まず間違いなく言えるのは「1ミリの役にも立たない人たち」ということですね。
別に勇ましい、好戦的なことを言うつもりは全くありませんが、ちゃんとした「防戦マニュアル」を作っておくことが、長い平和のためには絶対に必要ですし、まず国の最高法典たる憲法に、現にある軍隊の事を「無い」と書いてあるという不誠実を、正さないといけないんじゃないかなぁと思う次第です。

こう、簡単に考えてみても、完全におかしい主張の人は、かなりいることがわかります。

実際に、面と向かってこれについて話すとき、普通に、会話になるんでしょうか。

どこかに「憲法は変えてはいけない」と主張するお知り合いがおられたら、是非紹介してください。

お話ししてみたいです。

いや、やっぱりいいや。めんどくせえ。

 

 

 

 

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