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徳田神也のblog。理詰め&BLUES。

おんな城主 直虎 第一回「井伊谷の少女」

      2017/03/27

ついに始まりましたね、「おんな城主 直虎」。
戦乱の世に、女性ながらにして城主となった井伊直虎の物語。

いや、まぁ真相はさておき。

大河ドラマ「女城主 直虎」はフツーにおっさんだった!?

第一回で、いきなり亀之丞の父・井伊直満(いいなおみつ)が今川に謀殺されてしまいます。
ここ、結構あっさり行きましたね。

井伊直満※オフィシャルサイトより
http://www.nhk.or.jp/naotora/cast/02_1.html

 

実際は、そこまでわかりやすい「密書が見つかる」みたいなことじゃなかったんじゃないですか。だってそれ見つかったら当主・井伊直盛も「申し訳ございません」では通らなかったと思うんですよね…。

微妙な力関係、パワーバランスで成り立っている戦国時代、いわば「今川財閥の子会社」となってしまった井伊一族は、元々は名家として存続してきたんですね。戦国騒乱期になるのを待たず、その国に派遣されていた「○○守(なんとなかのかみ)」というのは有名無実となり、守護大名の多くは「名門」なんて言われつつ、縮小していきます。

軍事力の強い大名が、パワーでその国を治めるのが当たり前になっていく。

時間が経つにつれ、まもなく今川の人質だった徳川家康は成長し力をつけ、今川義元(春風亭昇太)は桶狭間で織田信長に討たれます。

実は戦国といっても、大名全員が「天下」を狙っていたわけではありません。

年齢も違うし、立地も違う。だいたい、「本拠地を替える」なんてことは、織田信長より前には、あまり考えもつかない発想だったはずです。
この日本は「土地本位」な考え方が今に至るまで続いているほどです。よく、近代以前を「封建的」という言い方をしますがこの「封建」も、「土地をその統治制度の中心に据える」ということを意味します。「その土地、お前に治める権利を許すから、余に仕えよ」という、「本領安堵(ほんりょうあんど)」が武家の統治の基本。

井伊谷をのちに離れて彦根に根付く井伊家も、元々は「今川と近いから」そういう憂き目に遭ったわけで、上から武田が来るわ織田は暴れてるわで、ものすごい政治コントロールを余儀なくされていたんでしょう。

 

小野は、裏切り者か否か。

さて、上に書いた、亀之丞の父・井伊直満が殺された事件ですが、ここから桶狭間事件を経て、おんな城主誕生への流れになっていくわけですね。

ここで、小野政直(おのまさなお・吹越満)の立場の不思議さが浮き彫りになります。井伊家の家老でありながら、なぜ井伊家に徒(あだ)なす振る舞いをするのか。だって、今川に謀反を責められ、攻められたら、小野家だって主家ごと滅ぶじゃないですか。

どうしてそんなことをするのか。

小野政直は、「そうやって井伊家を守った」という見方ができるんじゃないかと思うのです。
実際、井伊家が周囲の豪族と組んで、北条や徳川と密通しているというのは事実だったのでしょう。

それが全くないなどということはこの時代としては、ちょっと考えられないから。

そして、それらを今川が疑い、攻める口実を探しているのも常態化していたのでしょう。だからこそ、小野家は「今川側の目付」として作用していた。

謀反計画の事実と、「どこを切れば本体(井伊家)は存続させられるか」の冷徹な計算から、小野政直は今川へ讒言したのではなかろうかと。そのあたりの機微が、のちに家老となる小野政次(高橋一生)の人間性や行動に、関わってくるということですね。

三人の子供らの絆、という観点で始まった物語は急転直下、小国・井伊の絶望に向けて突き進んでいきます。

 

おんな・おんな・おんな

それにしても今回の「おんな城主」と、ことさらに「おんな」を強調しているのはなぜなんでしょう。

以前にも「おんな太閤記」という大河ドラマがありました。1981年。主演は佐久間良子。戦国時代の女性の武将などという日本史上稀有な存在であることから、ドラマの題材としては申し分ないことは論をまたないわけですが(真実であればね)、でも「おんな」とつけるには「女性、輝いてます視点」が入ってるんじゃないかと言えなくはないですよね。

「こんな時代に、活躍した女性がいた!見て!女性の方々!男性を、バッタバッタと!勇まし!!」みたいな。

別に、井伊直虎が珍しいから、という理由だけじゃないんじゃないか、と勘ぐってしまうような感じすらします。

なにせ「花嵐の剣士~幕末を生きた女剣士・中澤琴~」は黒木メイサ主演。
いわゆる「おんな剣士」ですね。
1月14日から始まります。

黒木メイサさん主演「花嵐の剣士 ~幕末を生きた女剣士・中澤琴~」制作開始!
https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/7000/250010.html

あと、「精霊の守り人」も、テーマは違えど「おんな戦士」が主人公。

綾瀬はるかがバルサ。

精霊の守り人
http://www.nhk.or.jp/moribito/

 

NHKはあれですか?

「短期間に“おんなモノ”を立て続けに作れ」という勧告を総務省かどこかから受けてますか?

並べてみると、魅力的ではありながら「おんな推し」がちょっと気になる。そう言えば「精霊の守り人」に出てた皇子チャグム、「おんな城主直虎 」の、小野政次の子供時代を演じてますね。

ということは彼(小林楓)は新シリーズ「悲しき破壊神」にはもう出てこないのか…。

子供時代は第4話まで続くそうです。
第2回は、「崖っぷちの姫」。

歴史上、謎に包まれている井伊直虎。子供時代の鮮明な記録などあろうはずもありません。

それはつまり、作家の想像力の発露と、物語たる感情表現がドラマの見どころ、ということ。

おんな城主 直虎オフィシャルサイト
http://www.nhk.or.jp/naotora/

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